カテゴリー「☆映画・音楽・アート」の14件の記事

2009年8月15日 (土)

「HACHI」を観てきました。

Hachi_doll映画「HACHI」を夫婦で観てきました。オリジナルの「ハチ公物語」は、飼い主の上野教授が亡くなってからのハチ公の運命がすごく哀れで、その「かわいそう」さが涙を誘うのですが、このリメイク版はそれほどハチ公につらい試練を与えず、より清々しく描いているので、「かわいそう」と言うよりは犬の「無償の愛」に感動するという違いがあると感じました。「悲しい」というよりは「暖かい」映画です。

映画の舞台はアメリカ北東部(New England地方)のRhode Island(アメリカで最も面積が小さい州)になっています。自分のアメリカ生活も、街に鉄道駅がある、似た雰囲気のNew England地方に子供時代も海外赴任時代も住んでいたので、すごく懐かしい感じがしました。

また、物語が、主人公の孫が小学校で「自分のヒーロー」というテーマでハチのことを話すという設定も、「ああ自分もあんなことをやったな」と自分のアメリカでの小学校時代を思い出しました。

リチャード・ギアは、「Shall We Dance?」といい、すっかり日本映画リメイク俳優になった感がありますが、彼は当初俳優としてこの役の脚本を見せられたのですが、あまりに感動したので自らプロデューサーまで買って出たということです。

彼の奥さん役はあまり華のない(決して美人とは言えない)Joan Allenという女優なのですが、これはやはり観客の目をギアとハチに集中してほしいという作品作りなのかなと思いました。この辺は、とにかく旬の美男美女の人気俳優ばかり集めてそれで観客を惹こうとする傾向の強い日本の映画・ドラマ界に見習ってほしいところです。

Hachi_gere_title_small

帰宅後にアメリカでの反応を見ようと思ってネットで調べてみたら、なんとまだ公開されていないのですね(年末らしい)。しかも向こうの題名は"HACHIKO: A Dog's Tale"で邦題より正確。日本でHACHIKOにすると「はちこう」ではなくて「はちこ」と読まれてしまうし、HACHIとした方がアメリカのリメイクという感じがするからこうしたのではないかと思います。うまいですね。

アメリカ版の予告編です:

さそりいのししはリチャード・ギアが演じた「Shall We Dance?」が大好きで、オリジナルを完全に超えていると思っているのですが、このHACHIはそこまではいっていないと思いました。でも動物ものが好きな人、オリジナルの「ハチ公物語」が好きな人なら、見て損はないと思います。

なお、HACHIには吹替版と字幕版があって、吹替版は北大路欣也と真矢みきが声優を務めています。さそりいのししはもちろん字幕版を見たのですが、テレビでさかんにCMをやっている青山テルマの「主題歌」は字幕版には使われていませんでした。おそらく吹替版専用でしょう。

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2009年4月30日 (木)

シカゴとアース・ウィンド&ファイアのジョイントコンサート!

中学生の頃、最初に買ったLPはシカゴでした。大学生の頃のディスコ・ブームの主役は、EWFでした。両バンドとも、ロック/ソウルにホーンセクションを取り入れることによって独特のサウンドを確立した伝説のバンドです。そのシカゴとEWFが、2004年に初めてジョイントコンサートを行ったビデオを、入院中に観るブルーレイのソフトを探すためにアメリカのamazon.comを検索していたら偶然見つけました。

Dsc01563昨日までは、同じ姿勢を2時間も保ってじっとビデオを見ることができなかったのですが、今日はだいぶ痛みも和らいだので、このために会社支給のパソコンとは別にあえて病院に持ち込んだ世界最小のブルーレイドライブ塔載のVAIO Type-Tがやっと活躍することに。

PCの右側に映っているのはCreativeの一体型パワードスピーカー。これは絶版モデルですが、小さくてもしっかりと低音が出て、小音量でもいい音がします。単4x4本駆動ですが、デジタルアンプなので電池もかなり持ちます。

Dsc01569このビデオ、この二つのバンドの片方でも好きであれば、絶対に「買い」です!構成は、オープニングの3曲は合同で、そのあとEWFが15曲、シカゴが12曲、そしてフィナーレは、なんとあの名曲Septemberから始まる名曲の圧巻の合同演奏。

Opening: Chicago & Earth, Wind & Fire
1) Beginnings
2) In The Stone
3) Dialogue (Parts I & II)

Earth, Wind & Fire:
4) Magic Mind
5) Boogie Wonderland
6) System of Survival
7) Jupiter
8) Getaway
9) Serpentine Fire
10) Kalimba Story
11) Got To Get You Into My Life
12) The Way You Move
13) After The Love Has Gone
14) That's The Way Of The World
15) Reasons
16) Fantasy
17) Let's Groove
18) Mighty Mighty

Chicago:
19) Make Me Smile Medley
20) If You Leave Me Now
21) Call On Me
22) Alive Again
23) Hard Habit To Break
24) Mongonucleosis
25) Old Days
26) Just You 'N' Me
27) Saturday In The Park
28) Feelin' Stronger Every Day
29) I'm A Man
30) Hard To Say I'm Sory/Get Away

Finale - Chicago & Earth, Wind & Fire
31) September
32) Free
33) Sing A Song
34) Does Anybody Really Know What Time It Is?
35) Shining Star
36) 25 Or 6 To 4

Jimmy_pankow1途中、シカゴのBill ChamplinがEWFのAfter The Love Is Goneを歌い、EWFのPhilip BaileyがシカゴのIf You Leave Me Nowを歌ったり、ヴォーカル・ギター・ベース・ホーン・ドラムスの掛け合いが随所にあり、ファンであれば本当にたまりません。個人的には、シカゴのトロンボーンのJimmy Pankow(左の写真)が超かっこよかったです。自分もあんな感じの中年になりたいと思います。
退院したら、自宅の大画面とサラウンドで夫婦でもう一度観ることにします。

ブルーレイだと2時間50分のコンサートを一気に見られるのですが、DVDだと2枚組になっているせいか、値段はDVDの方が高くなっています。


ブルーレイはこちら:

DVDはこちら:

downwardleftお見舞いの代わりにクリックお願いいたします!downwardright

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2009年1月18日 (日)

テオ・ヤンセン展に行ってきました

昨日から4月21日まで日比谷パティオで開催中の、「テオ・ヤンセン展」に行ってきました。Theo Jansenとは、風力で砂浜を歩く、巨大な「ビーチ・アニマル」を製作している1948年生まれのオランダの「キネティック(動力学的)彫刻家」です。
Theojansen_exterior

ヤンセンは、風だけをエネルギーとする、「新しい生命の形」のこのビーチ・アニマルを通じて、自然と賢く付き合おうということを提唱しています。ご存じない方は、まずは2007年に放映されたBMWのコマーシャルをご覧ください。彼の作品は、正に「アートとエンジニアリングの融合」と言えると思います。

展示会では、ビーチアニマルの実物が10台ほどと、製作現場が再現されています。
Overview_2
また、ビーチアニマルの材料であるプラスチック・チューブも実際に手に取ることもできます。結構原始的でシンプルなのにびっくり。
JointsLeg

ただ、ヤンセン氏の作品は、動いていない状態ではあまりインパクトがないので、「動く実物がないのじゃ1500円の入場料は高いな~」と思っていたところ、横にいたカップルがいきなり展示物を動かし始めたのでびっくり!なんと、来場者が実際に自分で動かすことができる実機があったのです。
これが実際にさそりいのししが動かしている動画です(撮影byおとめいのしし)。まるで生き物のような足の動きが見事です。

これで一気に「元が取れた」気がしました(笑)。実際に動かしてみると、大きさの割には軽くスムーズに動くと感じました。でも、これを風だけで動かすにはかなり効率的な力学設計が必要なんだろうと、あらためてヤンセン氏が物理学専攻だったということで納得。

また、会場ではヤンセン氏の作品集(1,500円)と、DVD(1,980円)が購入できます。実は、開催二日目だったこともあって、テオ・ヤンセン氏本人が来場していました。すぐ裏に引っ込んでしまったので、写真を撮ることもサインをもらうこともできなかったのが残念でしたが。
Catalog_and_dvd

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2008年5月 5日 (月)

友枝康二郎さんの個展

友人のグラフィックアーチストの友枝康二郎さんの個展に行ってきました。場所は二子玉川の高島屋のルーフギャラリー。友枝さんの作品は、少年時代のノスタルジアを感じさせる、張り子のオブジェやデジタル絵画が主体ですが、さそりいのししとは一つ違いの同年代なので、その題材は自分にとっても懐かしいものばかりです。
Entrance

また、友枝さんもバイクライダーで、そのバイクの張り子のオブジェの作品が3年ほど前に雑誌「培倶人」の表紙に連載されていたので、ご覧になったライダーの方も多いかと思います。
Photo_7

今回の展示作品の一部:

Indian_1024x768Converse_1024x768Nike_1024x768Motorcycle_1024x768Robot_575x768

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2008年1月12日 (土)

珠玉のストリートライブ:Meine Meinung

以前、松本卓也という素晴らしい歌手に偶然ストリートライブで出会えた話しを書きましたが(記事へ)、またそんな素晴らしい出会いがありました。Meine Meinungというグループ(公式サイトへ)で、この名前はドイツ語で自己主張という意味だそうです。

昨年の11月17日のことになりますが、錦糸町の駅前でタクシー乗り場に向かっていたら、すごくリズム感のいい生ギターの演奏と女性のボーカルが聞こえてきたので行ってみたら、演奏が終わるまで聞き惚れてしまいました。途中で動画が録れるデジカメを持っていたことを思い出して、一曲半を撮影したのがこのクリップ:

演奏が終わってから、その場でCDを2種類購入しました。ちなみに、この動画の2曲目が下のalmaという最新アルバムのCosmosという曲です。アマチュアにしては上手すぎると思っていたのですが、後で調べたらAmazonからCDを買えるというところを見ると、インディーズのプロということになるのでしょうか。是非ブレイクして欲しいものです。

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2007年5月 3日 (木)

「ロッキー・ザ・ファイナル」

Rocky_balboa_title昨日、「ロッキー・ザ・ファイナル」を、最近できた豊洲ららぽーと内のユナイテッド・シネマ豊洲で夫婦で観てきました。一応暦の上では平日だけど、GW中なので混んでいるかと思いきや、観客はせいぜい15人で拍子抜け。

この映画館はさすがに最新のデザインなので綺麗で、座席の座り心地もよかったです。同じ映画でも銀座で超満員だったので木場で観たらガラガラだったことがあるので、ここも穴場かもしれません。

ちなみに、47歳のさそりいのししは、ロッキーシリーズは、「ロッキー5」以外はリアルタイムですべて劇場で観ています:
ロッキー1(1976):高校2年生
ロッキー2(1978):大学1年生
ロッキー3(1982):社会人1年生
ロッキー4(1985):海外赴任中のアメリカで

Rockyprogram昔から、映画館に行くと、よほどひどい映画でない限り、プログラムは必ず購入しています。探してみたら、ロッキー1から3までのものが出てきました。ロッキー1と2のものは300円、今の半額です。今となっては結構コレクターズアイテムなのではないだろうか。
最初のロッキーの、エイドリアンとリングに向かう姿のシルエットが、味があっていいですね。
ちなみに、ロッキー3のプログラムを見ると、「ロッキーシリーズはこれで完結、もう作らない」とスタローンが大嘘をこいてます(爆)。映画の古いプログラムを取っておくと、こういう発見があって2度楽しめますね♪。

Rockydvdそして、こちらが、確か1年ほど前にアメリカに出張に行った時に買った、1から5までのDVD Box。ちなみに、DVDには「リージョンコード」という地域を制限する機能があって、日本で販売されているDVDプレーヤーではアメリカで販売されているDVDディスクは再生できないのですが、我が家には北米規格のDVDプレーヤーがあるのでOK。

実は、「ロッキー5」の存在をすっかり忘れていて、これだけは観ていなかったので、「ザ・ファイナル」に備えて先週自宅で夫婦で鑑賞。ちょっと予想のできない展開で、なかなか面白かったです。

さて、肝心の「ロッキー・ザ・ファイナル」だけど、我々夫婦の共通した感想としては、「ちょっとあっさりしすぎていて、あまり感動できなかった」。前半の回想シーンがちょっと長すぎて、クライマックスの試合の描き方があっさりし過ぎ。もう少し盛り上げて、最後にガツンと行って欲しかった。ただ、「勝敗なんて関係ない」という清々しいエンディングの描き方は、「うまいな~」と唸ってしまいましたが。

この映画は巷ではかなり評価が高くて、「泣けた」という声を多く聞くのですが、最近めっぽう涙腺がゆるくなった我々でも、いまひとつ泣けなかった。それなりに楽しめたけれど、期待したほどではなかった、というのが正直なところ。

ご覧になった皆さんは、どうでしょうか?

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2007年2月12日 (月)

友枝康二郎さんの個展

銀座・伊東屋で14日まで開催中の友枝康二郎さんの個展「はりこのオブジェと絵画」に行ってきました。
友枝さんのバイクとライダーのオブジェは、以前、雑誌「培倶人」の表紙に連載されていたので、名前は知らなくても作品は目にしたことがあるライダーも多いかと思います。
その歴代の表紙の作品の実物がすべて展示されています。 立体物であるオブジェは、印刷された二次元ではなく、「生」で見ると感動が全然違います。

Tomoeda_exhibition

訪問した時にちょうどご本人もいらして、作品の作り方やバイクの話しなど、色々とお話しをさせていただきました。 友枝さんは自分とは1つ違いの同世代なので、子供の頃遊んだおもちゃなど、作品には少年時代のノスタルジアを感じさせてくれます。

オブジェ以外には、コンピューター上でマウスで描いたというのが信じられない、やわらかいタッチと繊細さの「デジタル絵画」を、最新の技術で印刷された作品も展示されています。言われなかったら、絵筆と絵の具で描いたとしか思えません。

個展は今週水曜日までで、入場無料なので、都内近辺の方は是非どうぞ。
もしこのブログを見られて行かれた方は、「さそりいのししのブログで知りました」と声をかけていただければ幸いです。

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2007年2月 3日 (土)

『世界最速のインディアン』本日より公開!

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アンソニー・ホプキンズ主演の、ニュージーランドのおじいさんが、40年かけて自分で改造したバイクで世界最速記録に挑戦するという実話に基づいた映画が、本日より公開されます。

実は、さそりいのししは昨年9月に一足先にこの映画をアメリカ版DVDで観ました。
この映画に対する最も説得力のあるレビューは、バイクにまるで興味のない女房が、この映画を見た翌朝にニコニコしながら言った言葉:

「昨夜はいい映画を観たから、とても気持ちよく眠れた」 Funya_mmo02

お勧めです!

さそりいのししによる詳しいレビューは、こちら

映画の公式サイトは、こちら

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2007年1月15日 (月)

『不都合な真実』ジャパン・プレミア


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米国元副大統領アル・ゴア氏による地球温暖化の警告のドキュメンタリー映画『不都合な真実』関係の話題が続いていますが、これで完結編です。

今日は今週の土曜日(20日)からの一般公開に先立ち、「ジャパン・プレミア試写会」が有楽町マリオンの朝日ホールで開催された。今回もまた、友人のグレグ・サイモン氏からVIP席の招待を受け、以前いた会社の先輩で、今でも色々と仕事のつきあいのある方と二人で出席。

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受付を済ますと、両側に報道陣のカメラがずらーっと並んだレッドカーペットの上を通る。でも、さすがに仕事帰りの普通のスーツを着ているさそりいのししを有名人とは間違えられず、誰もシャッターを押さない(ちょっと不満だったりして・・・サングラスでもすればよかった・・・なんてね)。会場で見渡した時は知っている著名人はいなかったけれど、一人スラッとした長身の小顔美人がいるなと思っていたら、後でニュースでそれが藤原紀香だったことを知った。

0701152_800x600イベント開始後の会場内はマスコミ以外の撮影は禁止されていたのでゴア氏の舞台挨拶は撮れなかった。ゴア氏は、この地球温暖化の問題は、解決するための技術や方法も存在するし、十分に時間もある;必要なのは政治的な意志と、人々の行動だと語った。15分ほどの挨拶の後は、約1時間半の映画本編の上映。

さそりいのししはすでに映画は昨年の9月に米国行きの飛行機で観ているし、原書も読んでいる上に先週の金曜日には生でゴア氏の講演を体験しているので内容はわかっていたので、会場の反応の方に興味があった。

残念ながら、映画のエンドロールがまだ回っている間に席を立つ人も多く、照明がついた後に拍手はあったが、それはあまり力強くなく、短かった。そして、退場する人たちの会話に耳を立てると、ゴア氏の情熱と意義は伝わったけれど、詳しい内容に関しては、字幕だけでは難解ではないかという印象。「(この映画は)子供には無理だよね」という声も。

その原因を考えると、この映画は、耳でゴア氏の説明を聞きながら、目でスライドや図表を見て理解できるように出来ている。しかし、英語がわからないで字幕だけに頼ると、視覚がすべてとなって、1時間半もかなり理科的で情報量が多い内容を理解するのは集中力が続かず、ちょっとツライのだと思う。

実は、アメリカにはトレーニングを受けてゴア氏の代わりにこの講演を行える人が100人以上いるらしい(女優のキャメロン・ディアズもその一人)。むしろ日本でこそ、この講演はライブで日本語でやる必要があるのかもしれない。日本には認定講演者はまだいないとのことだったので、映画の上映が終了した後も風化しないためにも、日本でもこのシステムを導入する手伝いをしようとしている。

Team6banner_rectangle_1地球温暖化の問題は、地球上に生活している以上、「関係ない」と言える人は一人もいない。一人ひとりがこの問題を理解して、何よりも行動に移す必要があると信じているから、長々とこの話題に関して書かせてもらった。

最後に、さそりいのししの座右の銘を:
"If you're not part of the solution, you're part of the problem."
=「問題の解決に貢献していない者は、問題を助長しているのと同じである」

世の中や自分の問題をすべて政府や会社や他人のせいにして、批判や愚痴ばかり言って、自分では事態を是正するための努力をしない人、周りにいませんか?

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2006年10月 2日 (月)

『不都合な真実』日本公式サイトオープン!

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9月21日の記事に書いた、アメリカ元副大統領Al Gore氏によるドキュメンタリー映画、"An Inconvenient Truth"=『不都合な真実』の日本語の公式サイトがオープンしました。10月21日から開催される、東京国際映画祭の特別招待作品ということなので、今月末からは日本でも大きな話題になることと思います。
ただし、残念ながら一般公開は「2007年新春」ということです。
とりあえずこの公式サイトの予告編だけでも、是非ご覧ください。

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2006年9月24日 (日)

『世界最速のインディアン』レビュー

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8月27日の記事
にも書きましたが、「世界最速のインディアン」という、実話に基いたバイクを題材にした映画のことを、劇場にあったチラシ(左)で知りました。
日本での公開はなんと来年の正月ということで、調べてみたらこれは2005年の映画で、アメリカでは既にDVD(右)が発売されていたのでアメリカのamazon.com(amazon.co.jpではなく)から注文。約一週間後に届き、一足先に観たのでそのレビューを書いてみようと思います。

Indiandvd2物語は、1960年代のニュージーランドの片田舎に住む62歳のバート・モンローという男が、40年もかけて改造した1920年型の「インディアン」で、最高速度記録の聖地である米国ユタ州のBonneville Salt Flatsでバイクの最高速度記録に挑戦するというもの。

実はバート・モンローという人物は、ニュージーランドではちょっとした英雄で、この映画の脚本と監督はニュージーランド出身で、ずっとこの伝説を映画化したかったというRoger Donaldson(「13デイズ」)。
DVDには、この監督が1971年に制作したモンローのドキュメンタリーも収録されています。つまり、この映画を製作するまで「構想30年」という訳です。
主演はアカデミー賞受賞俳優のAnthony Hopkins(「羊たちの沈黙」)で、作品完成後に、「自分の役者人生で最高の経験だった」と語ったとのこと(ちなみに、彼は100本近くの映画に出演しています)。
この二人の情熱とバート・モンローという人物に対する愛情が、この映画には溢れています。

モンローの口癖は:
「夢を持たない人間は、野菜と同じだ」
この手の映画の主人公は、大抵超人的な体力や精神力があったり、鬼気に迫るようなアグレッシブさがあるものですが、彼の場合はそういうことはありません。何せ40年もかけた夢だからです。その情熱は静かで、大地に根を張ったようなもの。

実は、1960年代に二ユージーランドからアメリカのユタ州までバイクを運ぶ(ちなみに、船)ということは、物理的にも経済的にも決して簡単ではなかった。
映画の前半は、主人公がこの挑戦のための費用を工面し、ロサンゼルスまでバイクを運び、オンボロ中古車を買い、トレーラーにバイクを乗せて、なんとかBonnevilleにたどりつくまでの珍道中をユーモラスに描いています。

アメリカの右も左もわからない外国の田舎者が、およそ非常識な振る舞いをしていくのですが、不思議にその素朴な情熱が、道中に接するすべてのアメリカ人を味方にしていくのが観ていて心が温まります。
実は、自分は60年代後半の子供時代をアメリカで暮らしました。当時は決して今のアメリカのようなルールでがんじがらめの訴訟社会ではなく、助け合いの精神が強かったです。この映画を観て、「今のアメリカだったらこうはいかないだろうな」と感じたことが別の意味で寂しくもありました。

肝心の記録挑戦の部分に関しては詳しく述べませんが、題名の「世界最速」を見れば結末は予想できるでしょう。しかし、これはプロットを楽しむ映画ではなく、ストーリーを楽しむ映画です。
自分の「いい映画」の定義とは、「筋」とか、極端に言うと「映画」ということを忘れさせて、「完全に主人公に感情移入できる」映画。そういう意味では、これは最高の映画の部類に入ると思います。

しかし、自分の評価よりは、一緒にこのDVDを観た、バイクに全く興味のない女房の、翌朝の一言の方が説得力があるでしょう:
「昨夜はいい映画を観たから、とても気持ちよく眠れた。」

この映画のチラシ(PDF)をダウンロード

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2006年9月21日 (木)

『不都合な真実』

海外出張のため約1週間ぶりの新規投稿です。
やっと仕事が終わってあとは日本に帰るだけなので、出張先のアメリカでこれを書いています。
今回は、成田第一ターミナルの南ウイングがやっと新装オープンして、TSUTAYAやユニクロまで出来ていてびっくりした、なんて軽い出張ネタを書こうと思っていたら、そんなことを完全に吹き飛ばすような衝撃的な映画を行きの機内で見たので、マジねたが続きますが、バイクとも無関係ではないのでこれについて書かせていただきます。

Aninconvenienttruth1映画のタイトルは"An Inconvenient Truth"、訳すと『不都合な真実』。
これは、クリントン政権時代の副大統領Al Gore氏による、地球温暖化への警告のドキュメンタリー。
Al Goreと言えば、かつては「情報スーパーハイウェイ構想」(今のブロードバンド)を提唱し、科学的先見性を政策に反映することに熱心な人です。

地球温暖化とは、簡単に言ってしまえば地球人口の増加と、それに伴う経済活動によって大気中の二酸化炭素が増加し、本来地球外に反射されるべき太陽エネルギーが閉じ込められ、地球全体の温度が上昇すること。
地球が温暖化すると何が問題かと言うと、過去何万年も凍っていた北極・南極の氷が溶け出し、それによって海面の水位が上昇し、海流が変化し、地球上の気象に根本的な変化をもたらし、生態系までも変えてしまいます。

地球が温暖化している事実に関して異論を唱える学者はいません。議論があるのは、それによって、「いつ頃、どんなことが起きるか」という点です。
Gore氏によると、このまま人類が二酸化炭素の上昇を抑えないと、約10年後には不可逆的な変化が起き始め、約50年後には地球上はほとんど生活が困難な状況になってしまう、という。最もわかりやすい現象としては、南極とグリーンランドの氷がこのまま溶け続けると、世界中の海面が5~7メートル上昇し、海に面した世界中のほとんどの主要都市は水没してしまいます。

「都合の悪い真実」とは、政治家がこれを認めてしまうと、今すぐに産業に対して劇的な措置を設けないと、手遅れになってしまうということです。しかも、地球に対して最も多く二酸化炭素を排出している国はアメリカなので、アメリカが最も大きく変わらなければならない、ということを唱えています。

この映画は、Gore氏がこの説を全米各都市のみならず世界中を講演して回ったものをまとめたものです。世界中の研究者が過去何十年もかけて取り続けたデータや写真で、地球の何万年の歴史を、わずか過去100年足らずで人類がその手でいかに劇的に変えてしまったがよくわかり、非常に説得力と危機感があります。

アメリカという国は自己中心的に動くことが多いですが、こういう映画が作られ、それが全米で大ヒットをしているところを見るとまだ健全なバランス感覚を失っていないと感心します。
これはいわゆる「いい映画」ではありません。「重要な映画」です。
日本でも年明けに公開されるらしいので、その際は、是非多くの人に観てほしいと思います。

この映画を観てから飛行機を下りて現実を見ると、空港では最近のテロ対策で一切の液体を機内に持ち込めないという規制がまた目に入ってきました。テロよりもはるかに大規模な脅威がそこまで来ているのに、エネルギーを使うベクトルが間違っていると恐ろしく滑稽に感じました。

最後に、バイクとのからみで言うと、バイクはクルマに比べれば文字通り「排気量」が少なく、渋滞による更なるCO2の排出を引き起こさないとは言うものの、全く地球にインパクトを与えていない訳ではないということも自覚して乗らなければならないと思います。

【最新情報】
日本公式サイトがオープンしました(2006/10/2)

この本(英文)をAmazon.co.jpで購入する

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2006年8月27日 (日)

『世界最速のインディアン』

Newani_2【最新記事】
アメリカから取り寄せたDVDのレビューはこちら(2006/9/24)
劇場公開に関する記事はこちら(2007/2/3)

Cars_choroq昨日、遅ればせながら映画「Cars」を観に映画館へ行きました。さすがにPixarの作品は映像のスゴさは言うまでもなく、大人が観ても感動できるストーリー作りも素晴らしく、期待を裏切りません。公開期間もあとわずかだと思うので、まだ観ていない方は是非劇場へ。
(ちなみに、写真はもう一つの趣味の「チョロQ」(別ブログ設立計画中))

さて、本題はCarsではなく、劇場に置いてあったチラシで見つけた、来年の正月に公開予定の「世界最速のインディアン」という、実話に基いたバイクを題材にした映画。

Indian1_1ニュージーランドの片田舎に住む62歳のバート・モンローという男が、40年もかけて改造した1920年型の「インディアン」で、米国ユタ州のBonneville Salt Flatsで1962年から何年もかけて最高速度記録に挑戦するという物語。

監督は「13デイズ」のRoger Donaldson、主演は「羊たちの沈黙」のAnthony Hopkinsで、作品完成後に、「自分の役者人生で最高の経験だった」と語ったとのこと(ちなみに、彼は100本近くの映画に出演しています)。
(チラシの裏面を見る)


日本での公開はずいぶんと先になるので、アメリカのamazon.comで調べてみたら既にDVDが発売されていたので早速注文。
実は我が家にはアメリカリージョンのDVDプレーヤーがあるので、届いて観たらここにレビューを書いてみようと思います。乞うご期待。

この映画のチラシ(PDF)をダウンロード

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2006年5月21日 (日)

バイクに乗っていてよかったこと(感動の歌手:松本卓也)

Matsumototakuyaたまにはバイクの装備やスクール以外の話しも。
バイクに乗っていてよかった、と思うのは、普通だったら出会うことのない人や場所や新たな感動に出会えること。
そんな一つが、「松本卓也」というシンガーソングライターとの出会い。暮れも押し迫った昨年の12月、木更津で行われた会社の泊まりがけの忘年会にバイクで出かけた帰りに寄った、東京湾アクアラインの「海ほたる」で彼は歌っていました。

冷たく強い風が吹く、体感温度では氷点下の屋外で、彼はコートも着ずに電子ピアノひとつで熱唱していました。通りかかった瞬間、その歌唱力と、声量と、声の美しさと、曲の素晴らしさに、その場に凍り付いて動けなくなってしまいました。周りを見ると、自分と同じような引き込まれたような顔をして凍えそうになりながらも熱心に聞いている若い女性や、カップルや、親子がいます。

あまりに寒いので缶コーヒーで手を暖めながら腰をかけ、30分ほど彼の弾き語りを聴いたでしょうか。でも鳥肌が立っていたのは寒さのせいではなくて、突然の感動に不意打ちをくらっていたから。

演奏が終わると、彼の父親が手作りのビラを配り、自費出版と思われるCDを売り始めます。父親とは2人3脚で、千葉県を中心に活動しているらしい。応援の意味も込めて、3枚購入(2枚は、親しい友人にプレゼント用)。

松本卓也。千葉県木更津市出身の弱冠18歳。必ず大物になる。いや、なってほしい。
活動スケジュールなどの情報は、松本卓也のホームページまで。

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