「HACHI」を観てきました。
映画「HACHI」を夫婦で観てきました。オリジナルの「ハチ公物語」は、飼い主の上野教授が亡くなってからのハチ公の運命がすごく哀れで、その「かわいそう」さが涙を誘うのですが、このリメイク版はそれほどハチ公につらい試練を与えず、より清々しく描いているので、「かわいそう」と言うよりは犬の「無償の愛」に感動するという違いがあると感じました。「悲しい」というよりは「暖かい」映画です。
映画の舞台はアメリカ北東部(New England地方)のRhode Island(アメリカで最も面積が小さい州)になっています。自分のアメリカ生活も、街に鉄道駅がある、似た雰囲気のNew England地方に子供時代も海外赴任時代も住んでいたので、すごく懐かしい感じがしました。
また、物語が、主人公の孫が小学校で「自分のヒーロー」というテーマでハチのことを話すという設定も、「ああ自分もあんなことをやったな」と自分のアメリカでの小学校時代を思い出しました。
リチャード・ギアは、「Shall We Dance?」といい、すっかり日本映画リメイク俳優になった感がありますが、彼は当初俳優としてこの役の脚本を見せられたのですが、あまりに感動したので自らプロデューサーまで買って出たということです。
彼の奥さん役はあまり華のない(決して美人とは言えない)Joan Allenという女優なのですが、これはやはり観客の目をギアとハチに集中してほしいという作品作りなのかなと思いました。この辺は、とにかく旬の美男美女の人気俳優ばかり集めてそれで観客を惹こうとする傾向の強い日本の映画・ドラマ界に見習ってほしいところです。

帰宅後にアメリカでの反応を見ようと思ってネットで調べてみたら、なんとまだ公開されていないのですね(年末らしい)。しかも向こうの題名は"HACHIKO: A Dog's Tale"で邦題より正確。日本でHACHIKOにすると「はちこう」ではなくて「はちこ」と読まれてしまうし、HACHIとした方がアメリカのリメイクという感じがするからこうしたのではないかと思います。うまいですね。
アメリカ版の予告編です:
さそりいのししはリチャード・ギアが演じた「Shall We Dance?」が大好きで、オリジナルを完全に超えていると思っているのですが、このHACHIはそこまではいっていないと思いました。でも動物ものが好きな人、オリジナルの「ハチ公物語」が好きな人なら、見て損はないと思います。
なお、HACHIには吹替版と字幕版があって、吹替版は北大路欣也と真矢みきが声優を務めています。さそりいのししはもちろん字幕版を見たのですが、テレビでさかんにCMをやっている青山テルマの「主題歌」は字幕版には使われていませんでした。おそらく吹替版専用でしょう。
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