カテゴリー「☆オーディオ・ビデオ・モバイル」の31件の記事

2017年11月12日 (日)

ソニーのスマートスピーカーに向かって「OK Google」と呼びかけるのは屈辱的だ

スマートスピーカーがにわかに注目を浴びている。

自分はソニーのOBだ。もう辞めてずいぶん経つので、ソニー製品に対するブランドロイヤルティは相当希薄になっており、納得すればソニーを買うけれど、そうでなければためらくことなく他社を買う。

だけど、そんな自分でも、ソニーのスマートスピーカーに向かって、「OK Google」と呼びかけることだけは、情けなくてできない。買うか買わないかという次元の話しではなくて、独自技術にこだわり、「人のやらないことをやる」というソニースピリットを持った人間として、そこまで他社にキン○○を握られることは屈辱的だと思う。今のソニーマンは、この製品を胸を張って売れるのだろうか。

Sony_speaker

このスマートスピーカーで使える音楽配信サービスは、Google Play MusicとSpotify。かつてのソニーの、「ソニーの端末ではソニーのコンテンツサービスしか使えない」という愚かな「囲い込み」戦略と比べれたらこれは正しいのだけれど、これではソニーは他社を儲けさせるための道具を製造しているにすぎない。

ソニーがAndroidをスマホに採用した時、「井深さんと盛田さんはお墓の中で泣いておられる」と思った。あの時点では自社技術がなかったから仕方なかったとしても、問題は、「今回は負けだけど、次は勝つぞ」と思ってその時に逆転のための仕込みに着手していて、今でも隠し球を開発しているかだけど、そうしているとは思えない。ソニーは自ら世の中にないものや誰にも作れないものを生み出してライセンサーになるのではなく、誰かが作った技術のライセンシーになるという立場に安住しているように見える。

ソニーの商品企画や工業デザインのセンスは今でも一流だと思う。イメージセンサーや有機ELなど世界最高のデバイスもいくつか持っている。それらを活かして世界で最も魅力的な端末を作ることはできるかもしれない。だけど、このままだとその端末を動かすためのライセンスを永遠に支払い続け、その端末の上で売られるコンテンツの収入も持って行かれる。プラットフォームの「胴元」になれなければ、所詮端末屋の価格競争とわずかな機能性能の差別化競争という消耗戦を戦い続けるだけだ。

今期、ソニーは最高益を上げたけれど、その純利益率は6.3%。それでも日本企業としては立派だから、それでよしとするのでもいいのかもしれない。だけど、端末屋から胴元にステップアップできない限り、例えばアップルの20.4%というレベルには絶対に届かない。

(参考)
アップルの売り上げはソニーの約3倍だけど、純利益は約14倍(年間ベース)、時価総額は約15倍もある。ソニーの時価総額は年間売上高よりも少ない、約8割に対して、アップルの時価総額は売上高の約4倍。これが端末屋と胴元の差だ。

Sony_apple_3

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2014年7月18日 (金)

究極のモバイルバッテリー Macally MBP52L

究極のモバイルバッテリーを入手しました。

Image_4

何が究極かと言うと、モバイルバッテリーに求める全ての要素が含まれています:
1) 大容量5200mAh (iPhoneが2回分充電できる)
2) 大出力2.6A (iPadが充電できる、または急速充電ができる)
3) LightningとマイクロUSBのプラグが本体に内蔵・収納
4) 電池残量が5段階で表示される

重さは167グラムとちょっと重めだけど、ケーブルは通常、20グラムはあるので差し引くとそうでもありません。

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2014年5月24日 (土)

iPad Miniを買ってあらためてiOSがいかに優れているかを実感

iPad Mini Retina (au LTE 64GB)を買って、あらためてiOSがいかに優れているかを実感した。ちなみに、自分はiPhoneは3GSから4Sを経て5が現役、iPadは初代を持っているが重すぎるので引退。Androidは5インチのスマホとKindle Fire HDを購入したけれど、スマホは使いにくくて解約前提の休眠中。Kindle Fire HDはカラー電子ブックリーダーとして活躍したけれど、iPad用には優秀なKindleアプリがあるので、もうお役ご免。

Ipadmini460

新しい端末を買うと、まずやらなければならないのがセットアップと移行。iPadは、iCloudのIDを入力するだけで、メールやカレンダーや連絡先はiPhoneとPCと自動同期される。ブックマークとユーザー辞書はiPhoneから自動移行される。今までiPhoneで使っていたアプリとそのデータも簡単に移行でき、iTunes Storeで購入した音楽やビデオもリストアップされているからタップするだけでダウンロード。一度もPCと接続したり、ファイルコピーなどすることもなく、1時間足らずでフル稼動。

これだからiOSはやめられない。これが優れたOSでありプラットフォームというものだ。Windows PCなんか、買い換えたら一から全部やり直し。重要なファイルの場所を階層構造の中から見つけ出し、正しい場所にコピーしなければちゃんと動いてくれない。アプリは全部ディスクを引っ張り出して再インストールして設定はやり直し。しかも移行作業中の原因不明のエラーはつきもの。快適に使えるようになるには何時間ではなく、何日もかかる。こういう移行作業の時間と手間とストレスは半端ない。

自分でできない人も多いから、移行サービスやソフトやハウツー本が商売になっていたりする。本末転倒だろう。スマホやタブレットはもはや家電だ。少なくともマスコンスーマー用には、ITに詳しい人にしか使えないようなプラットフォームに未来はない。

Windows Phoneがメーカーからもユーザーからも受け入れられなかったので、苦し紛れにWindows8でタブレットに対抗しようとしているが、タッチパネル対応にしてSurfaceのような端末を発売しても、それは表面的なこと。プラットフォーム全体の使い勝手を根本的に改善しない限り、コンスーマー用途でWindowsがもっと軽くて統合された他のOSに侵食されるのは、宿命だ。

Windows8はむしろ、ビジネスで使わざるを得ない、従来のPCユーザーに対する使い勝手とPCのBusiness Productiviy Toolとしての利点や性能をさらに追求して、その不動の地位をさらに確固たるものにすべきだったのに、タブレットに迎合して中途半端なものにしてしまったのでかえって使いにくくなってしまった(この点に関しては、こちらで詳しく書いています)。Windowsはタブレットと差別化すべきなのに、迎合してしまった。

ビジネスユーザーをターゲットにしたSurfaceのTVCMで、「SNSもゲームもできる!」などと言っているのを見ると、馬鹿じゃないかと思う。これではビジネスユーザーのPC離れにも拍車をかけるだけだ。この戦略が誤りであったことは、いずれ歴史が証明してくれるだろう。Microsoftという会社は、ユーザーよりも自分の目先の都合を常に優先するから、愛されないのだ。

ちなみに、自分は仕事用にはタッチパネルとキーボード付きでわずか880グラムのVAIO Pro11というソニーのWindows8ノートPCを愛用している。PowerpointやExcelの編集をしなければならない時は、やはり最低でも11インチの画面でキーボードがあるWindows PCは必須だ。しかしそのような場合は決して多くないので、メールやウェブだけで事足りる時はやはり880グラムでも重いので、わずか350グラムのiPad Miniを買った次第。Surfaceなど、キーボードを付けたら1キロ越えだ。全く欲しくない。

もうひとつ付け加えると、日本のメーカーが単なる端末製造屋に成り下がって一番美味しいところをAppleやGoogleに持って行かれてしまったのは、ディスプレイだのカメラだのハードの機能性能競争だけに目を奪われて、こういうOSやITプラットフォームの重要性を認識できず、土俵を作って胴元になるということをしようとしなかったからだ。

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2014年2月13日 (木)

iPhone5用のバッテリー内蔵ケース

iPhone5を導入してから約1年半立つのですが、最近バッテリーの減り方が早くなって、以前はなんとか一日持ったのが、最近は夕方になる前に残量20%を切ってしまう状況に。今まではモバイルバッテリーを持ち歩いていて、たまに使うのならそれでもいいのですが、毎日となるとかなりうっとうしくなります。

Mili_overview

という訳でバッテリー内蔵のケースを購入しました。このMiLiというメーカーは、以前外付けのモバイルバッテリーが軽くて性能もよく信頼性があって愛用していたので、このPower Spring5 HI-C25という製品を購入しました。Appleの正式認証を受けており、容量は2,200mAhなので、空の状態からフル充電できます。

Mili_width

あまり厚さは気になりません。重さは実測で78グラム。この手の製品としては最軽量の部類かと思います。

この商品の特徴は、本体との接続方法にあります。バッテリー内蔵ケースは、バッテリー部分と本体が常時接続しているものがほとんどですが、そうなるとLightningプラグの寸法をかせぐため、必然的にケースが長さ方向に2センチほど長くなってしまいます。この製品は充電が必要になった時に、ケースに収納されているプラグを引き出して本体と接続する形を取っているため、縦の寸法はほとんど変わりません。

Miliplug_composite

使用状態はこんな感じ。多少不格好ではありますが、使用やポケットへの収納の邪魔にはなりません。モバイルバッテリーとケーブルでつなぐことと比べたら雲泥の差です。
Mili_in_use


充電は、側面のマイクロUSB端子から行います。4個のLEDが残量と充電状況を知らせてくれます。なお、本体とケースは別々に充電することもできるし、本体とケースを接続した状態でケースの充電端子から充電した場合は、本体が先に充電され、その後ケースが充電される仕様になっています。ということは、LightningがなくてもマイクロUSBがあれば充電できるということにもなります。充電時間は1Aで約3時間です。

Mili_back

残念な点は、ストラップホールがないことと、滑らかな表面仕上げなので場合によっては滑りやすくなることです。

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2013年10月21日 (月)

懐かしのバックロードホーンスピーカー

先週末行った「オーディオ・ホームシアター展」で、最も心の琴線に触れた商品は、実はハイレゾよりも、このバックロードホーンスピーカーのキットでした(写真右)。

Logifull01

バックロードホーン(Back Loaded Horn)とは、スピーカーエンクロージャーの中に複雑に折りたたまれたホーンで低音の空気振動を増幅する構造のスピーカーです。BOSEが偉そうにAcoustic Waveなどと言っているのも、基本的に同じ考え方です。小さな箱でも大きくスピード感のある低音が出て、効率が通常のスピーカーよりも10dBくらい高くなるので、非力なアンプでも鳴らせるという特徴があります。

構造が複雑で量産に向かないためメーカーが作ったものはほとんどなく、30~40年ほど前に自作スピーカーの方式として流行りました。ただ、設計と組み立てとチューニングが難しくて、よほどうまく作らないと恐ろしくバランスの悪いひどい音にもなるので、長岡徹男氏などの専門家が発表したレファレンスデザインを用いて、自分も若い頃に作ったことがあります。

Logifull02

この静岡県のロジフルという会社が開発したキットは、専門家のデザインを元にあらかじめすべて板取りされており、しかもダボ穴加工がされているので位置合わせも悩むことなく、簡単に組み立てができるというもの。あとはスピーカーユニットを買ってきて、木工ボンドで組み立てるだけです。

会場で実際に音を聞いてみましたが、とても10センチのフルレンジ一発とは思えない、バックロードホーン特有の元気のある低音が出ていました。バックロードホーンにありがちなクセ=中高域の不明瞭さや低音のばたつきも感じられませんでした。そりゃ、十万円クラスの高級スピーカーの完成度には比べものにならないけれど、これはこれで独特の「味」があるし、自分で作れば余計によく聞こえるでしょう。

なにせこのキットの値段は21,000円。推奨スピーカーのフォステクスFE103Enはペアで4,000円くらいで買えますから、25,000円で、大抵の市販のブックシェルフスピーカーよりは迫力のあるスピーカーが手に入ると思います。

ロジフル社の直販サイトから購入できます(こちら)。

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2013年10月20日 (日)

ハイレゾでオーディオ市場は復活するか

Aht1ソニーからハイレゾのオーディオ商品群が発表されたので、「オーディオ・ホームシアター展」に行ってきました。お台場のテレコムセンターのオフィスビルの会議室を利用したこじんまりとした展示会で、かつて晴海の見本市会場で大々的に開かれていた「オーディオフェア」とは比べものにならない小規模。

20年くらい前までは、オーディオはビデオと肩を並べるくらいの市場規模がありました。それが、圧縮音源のおかげで、ホームオーディオというカテゴリーはほぼ壊滅状態になりました。その理由を考えると、ビデオの世界は、VHS→DVD→BluRay→4Kと、画質が正常進化しているのに、オーディオの世界は30年前に発売されたCDで頭打ちで立ち止まったばかりか、圧縮音源のおかげで、むしろ音質は劣化しているからです。極端なたとえをすると、映像がすべてワンセグ画質になったようなものです。それでは市場が縮小するのは当然です。

ハイレゾとは、CDの3倍から7倍の解像度(情報量)を持つ音源で、基本的に録音スタジオのマスターと同じ音質です。私は、ハイレゾはオーディオという製品カテゴリー、とりわけホームオーディオをもう一度復活させる起爆剤となると思っています。

ところが、ハイレゾに力を入れているのは、Onkyoや聞いたこともないような弱小メーカーばかりで、本来、音楽会社と、スタジオ録音のプロオーディオと、再生機の全てを唯一持つソニーがハイレゾの牽引役にならなければならないのに、Music Unlimitedなどという低ビットレートのクソみたいな音質の音楽を垂れ流すようなことばかりやっていて、「何をやってるんだ」と批判した記事を一年前に書きました(こちら

「音楽」は「音が楽しい」と書きます。これには二つの意味があって、楽曲やアーティストの演奏や歌唱を楽しむということと、音そのもの良さを楽しむ、ということ。私は、圧縮音源を聞くようになってから、めっきり音楽を聞かなくなっている自分に気付きました。それは、胸にズシンとくる低音、きらびやかな高音に、目の前に演奏者がいるような音像定位や空気感(圧縮音源はこれが絶望的にダメ)が失われてしまったから、「音が楽しくなく」なったからです。

だから、2年くらい前から、自分の音楽ライブラリーから圧縮音源をすべて排除し、持っているCDをすべて非圧縮のwavにリッピングし直したら、再び音楽を楽しめるようになりました。USB DACでPCではハイレゾを楽しめましたが、それを外に持ち出すことはできませんでした。黎明期のマイナーメーカーのポータブルハイレゾ機は値段も高く、進化途中で完成度が低いのでまだ買う気は起きませんでした。

Ahtsony1

今回、ソニーから発表されたのは、ハイレゾ音源を再生するホームオーディオ用のプレーヤー、アンプ、スピーカーに、ハイレゾ対応のウォークマンやヘッドホン。とりわけ、ウォークマンから直接ハイレゾ音源を購入できるというのが、これまで相当PCに詳しい人にしか楽しめなかったハイレゾの世界をぐっと普及させると思います。

Ahtsony2

こういう新しいフォーマットは鶏と卵の関係があるから、ハイレゾ音源が増えなければ意味がないのですが、ソニーのようなメジャーメーカーが再生機を発売すればそれにも拍車がかかるでしょう。ハイレゾ音源が増えれば、再びオーディオという製品カテゴリーが徐々に復活して、アンプやスピーカーなどを買う人も増え、大きな市場の広がりがあると思います。

そうは言っても、128kbpsのMP3をiPhone付属の白いイヤホンで満足している人にはハイレゾは豚に真珠かもしれません。でも、美しいもの、人を感動させるもの、一流のものを世の中に出す人は、五感で最高のものを知る必要があると思うのです。

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2013年10月 5日 (土)

CEATECなんかもうやめてしまえ

CEATEC最終日に行って来た。3時過ぎに入ったので、5時の閉館までには見切れないと思ったけれど、十分に見れてしまった。CEATECは毎年行っているけれど、こんなに寂しいショーは記憶にない。「これだけ?」という展示の少なさ。

Ceatec2013

幕張メッセに行ったことのある方はご存じだと思うけれど、メッセの本会場は三つのエリアに分かれている。今回のショーでは、一番左のエリアは、だだっ広い日産やホンダのEVの試乗会場、という意味不明のスペース。何故CEATECに自動車メーカーが1/3もスペースを取っているかというと、「電気で動くし(苦笑)」、おそらく埋まらないので安い料金で頼み込んで出展してもらったのだろう。
Ceatec_nissan

真ん中のエリアのみがエレクトロニクスメーカーなのだけれど、その約1/3をしめる「ライフスタイルイノベーション」はクルマメーカーと交通関係。そして右のエリアが部品メーカーだけど、全般的にスカスカ。

エレクトロニクスメーカーは、ほとんどが4Kの一点豪華主義の小じんまりとしたブース。新製品がないのか、お金がないのか、やる気がないのか、とにかく日本の家電業界に対する希望を失うようなショーだった・・・というのは言い過ぎかもしれない。CEATECというショーの存在意義がなくなってきている、というのが本当のところだろう。

たとえば毎年一回ラスベガスで行われるConsumer Electronics ShowやCOMDEXやNABは、一般人は入れない、完全に業界の商談用の見本市。アメリカほど国土が広くて、「首都圏」がない多中心国家だと、一か所にバイヤーやプレスを集める意味があるし、ラスベガスという観光地に年に一回行くのも、業界に携わるすべての人にとっても、会社が暗黙の了解としている、ひとつの「ご褒美」というかお祭りのようなところがある。

また、各メーカーは会期中にラスベガスの会場周辺のホテルにスイートを取って、そこで次から次へとバイヤーと商談を行うのが普通で、会場では展示しない未発表の新製品やデモを見せるので、展示会場よりもそちらの方が重要だったりする。私もCESやCOMDEXに行っていた頃は、ホテルでの商談で忙殺されて、展示会場は最終日の数時間しか見れなかったことも多い。

でも日本の場合は、メーカーも販売店も首都圏に集中しているから年に一回のショーなどあまり意味がない。ましてや幕張くんだりまで行くのは、「ご褒美」どころか苦痛以外の何物でもない。一般向けに対しても、独自のイベントや今やSNSで直接訴えかけることができるので、このような甚だ中途半端な位置付けのショーでは、商談の場としても、エンドユーザー向けのショーとしても、メーカーとしては参加する意味が薄れているのだろう。

蛇足だけど、そもそもCEATECって何の略?と思って調べてみたら、「最先端IT・エレクトロニクス総合展」を訳したもので、Cutting-Edge IT & Electronics Comprehensive Exhibitionらしいけれど、略になっていないし、英語的にもおかしい。

それはさておき、本来の趣旨から言うと確かに4K/8Kなどの「最先端」の技術はあったけれど、フルラインアップ展示しているメーカーは皆無だったし、「総合展」とはほど遠い。もしかしたら、ここで言っている「総合」とは、最終製品と部品の両方、という意味かもしれないけれど、消費者に対して半導体やデバイスを見せてもほとんど意味はない。

個人的な意見としては、日本は上記のような事情でこのような展示会は商談用としての必然性はあまりないので、思い切って消費者向けに振って、会場販売も許可して、メーカー同士で展示のユニークさを競わせてもっとお祭り的にしなければ盛り上がることはないだろう。逆に、部品メーカーなどは業界向けでクローズドな商談用のものに特化して分離し、中途半端な「総合展」の看板を下ろすことだ

こうするべきだという具体的根拠がこれ。過去4年間の、CEATECとCP+(カメラ・写真関係)、東京ゲームショウ(TGS)の来場者数の推移の比較だ。長期低落傾向のCEATECに比べ、よりエンドユーザー向けの色彩が強いCP+や東京ゲームショウは増加傾向だ(今年のTGSの最高記録はPS4効果だけど)。ちなみに、CEATECの会期は5日間だが、CP+とTGSは4日間。参考までに、東京モーターショーも、2009年の61万人から2011年の84万人と増加している。

Visitors2

今年のCEATECの14万人という来場者数は、2000年にエレショーとCOM JAPANが統合以来の最低記録だ。そもそも、よりエンドユーザー指向が強かったエレショー時代は30~40万人の来場者がいて、CEATECになったとたん半減しているので、この戦略が失敗しているということは明白。いずれにしても、これを見たら、メーカーはますますジリ貧のCEATECには出展する気がなくなるだろう。

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2013年9月13日 (金)

auのiPhoneはつながりにくかったけれど、iPhone 5C/5Sでは最強になる可能性大

前の記事でもかいたけれど、auのiPhoneは確かにつながりにくい。ソフトバンクのつながりにくさに辟易した人も多いだろう。だから、ドコモがiPhoneを発売したらそちらに契約しようと思うのは無理はない。しかしちょっと待った方がいい。

iPhoneは5までは2.1GHz帯にしか対応していなかったが、iPhone5C/5Sは「プラチナバンド」と呼ばれる800MHz帯にも対応していて、800MHz帯はauが最も基地局も帯域幅も充実しているからだ。下は800MHz帯の基地局数。

800mhz

電波は周波数が高いほど「電波の直線性」が強く、山間部やビルの谷間や室内に電波が届きにくい。都心の室内で同じauでもガラケーがバリ3で、iPhoneが圏外になることが多いのはこれが原因だ。

だから、auのiPhone5C/5Sは3社の中で最強になる可能性が高い。問題は取り残されたauのiPhone5のユーザーだ。この状況で、「釣った魚」の2.1GHz帯のインフラを充実するとは思えないからだ。だから新型iPhoneにアップグレードするならば、順当に機種変更すればいいのだが、それではMNPの販売促進策の恩恵に預かれない・・・悩ましい。

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2013年9月 4日 (水)

auの「ツナガルチカラ」の欺瞞

このauの広告を見て怒り心頭。何が「ツナガルチカラ」だ。

Au_ad

iPhoneは3GSまではソフトバンクを使っていた。ところが、都心でも特に建物の中はつながりにくいし、当時はドコモ、au、ソフトバンクの3社の携帯を同時に持っていたのだけれど、ちょっと田舎に行くと真っ先に圏外になるのは決まってソフトバンクだった。

それでiPhone4からauが扱うようになったので、迷わず乗り換え。ソフトバンクがひどすぎたこともあって当初は格段に良かったけれど、ここ1年くらいのauはひどい。かつでのソフトバンクのように、都心でも電波が弱いし、特に建物の中では3GでもLTEでも圏外になることが多い。都心のビルの中で、同じauのガラケーはバリ3なのに、iPhone5の方は圏外、ということがよくある。これではとてもじゃないけれど仕事では使えないので、仕事の電話は全部ガラケーの方に変更する始末。

Audocomo
上の写真は福島県の会津近辺。auのiPhoneは圏外、ドコモのルーターは3Gだけどバリ3。こういうことが多いので、ドコモのルーターは常備しなければならない。

実はauのiPhone以外のアンドロイドのスマホは、800MHz/2.1GHz/1.5GHzという3つの周波数帯に対応しているが、iPhoneは2.1GHzのみ。iPhone人気によるドコモ(とソフトバンク)からの大量流入の加入者増に、この2.1GHz帯のインフラが対応しきれていないのだろう。

私はauのアンドロイドを持っていないからわからないが、もしかしたらauのアンドロイドは本当につながりやすいのかもしれない。だから、この広告をよく見ると、剛力彩芽が手に持っているのはiPhoneではない。auのスマホの加入者の大半がiPhoneであるにも関わらず、だ。ここに、この広告の欺瞞がある。これを見てauのiPhoneもすべてつながりやすいと思ったら大間違い、ということだ。

かつてのつながらない時期のソフトバンクも、同じように「つながる」と広告を打っていた。だから、ソフトバンクがいくら「バリバリバンバン」などと言っても、にわかに信じる気にもなれない。こういうことばかりやっているから、消費者は携帯電話会社は嘘ばっかり言っていると懐疑的になっている。

そもそも携帯電話の料金プランがあんなに複雑なのも、「人口カバー率」の定義が各社で異なるのも、消費者に容易に比較できなくするための陰謀なのだ。いずれにしても、auはこんな広告を打っているヒマと金があるのだったら、サービス品質を向上させることに経営資源を集中してほしい。

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2012年12月29日 (土)

最近のスマートTVは凄い

ダイニングルーム用に、パナソニックの23インチのテレビ、TH-L23X50を購入しました。アマゾンでたったの39,360円。パナソニックを選んだ理由は、以前から使っているHDD/BDレコーダーがパナソニック製で、このX50シリーズは無線LAN内蔵で、リビングにある無線LAN内蔵のHDD/BDディーガに録画されたビデオと「お部屋ジャンプリンク」という機能で直接無線接続して再生・コントロールできるからでした(ディーガを選んだ理由は、DVD-RAM対応、無線LAN内蔵、BDからHDDへのムーブ対応など)。

Smarttv

それ以外の機能は別に期待していなかったのですが、実に便利な機能が満載でした。

Smarttv1

まずは、NHKや民法各社のオンデマンドサービス。アーカイブや見逃した連続ドラマなどを、平均一番組315円で視聴できます。

Smarttv3

そしてYou TubeやFacebookなどの人気のネットサービスも。既存のアカウントを簡単な操作で引き継げるので、従来PCやスマホで使っていた環境をそのまま引き継げます。文字入力には向いていませんが、閲覧するという用途では画面も大きく、快適です。SNSは基本的に一人でやるものですが、時にはFacebookを夫婦で見たいということもあるので、そのような使い方には向いています。

Smarttv4

さらには、スマホを無線リモコンとして使えるViera Remoteという機能があります。これは赤外線ではなく無線LANリモコンなので、機器に向ける必要がなく、テレビとの間に障害物があっても問題ありません。

Smarttv_remote2

Smarttv7左の画像は、iPadにViera Remoteをインストールした状態。スマホやタブレットからテレビをコントロールしたり文字入力用に利用するだけでなく、スマホの中にある静止画や動画をワンタッチでテレビに送ることもできるのです。

テレビ放送を視聴中に、スマホで画像をフリックすると、自動的に画面がその静止画や動画に切り替わって再生されるのは、ちょっとした手品のような快感を味わえます。

初代iPadは重すぎて自宅のダイニングテーブル専用だったので、ちょうどよかったです。これだけ操作画面が大きいと、CM飛ばしなどが簡単にできます。機種変更した古いスマホをリモコン専用にするのもいいでしょう。

Smarttv_remote

今まではiPhoneで撮った画像を妻に見せる時はあの小さい画面を見せていたのですが、これからはテレビの大きな画面で見せることができます。

テレビを買うのは約3年ぶりだったのですが、正直言ってその進化には驚かされました。これだけ多機能なものをこんなに安く売っていては儲からないだろうな、ということと、パネルとデバイスを買ってくれば誰でも大差ない画質の液晶テレビを作れる時代、これからはこういったネットワークサービスやスマホとの連動など、ソフトウェアの使い勝手が大きな差別化になってくると実感しました。そういう意味では、パナソニックは一歩先に行っているような気がします。

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