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2018年6月19日 (火)

地震はマグニチュードに加えてTNT爆薬換算を

大きな地震が起きるたびに思うのだけれど、「マグニチュード」って、一般人にもっとわかりやすい数値にできないものなのだろうか。

例えば今回の大阪の地震はM6.1、阪神淡路大震災はM7.3。たった1.2しか違わないけれど、マグニチュードは対数計算だから1違うと32倍、2違うと1000倍違うと言われても、数学で落ちこぼれた文科系には1.2だったらどれだけ違うのかはさっぱりわからない。

ちなみに、マグニチュードをTNT爆薬(Kt=キロトン)に換算する方法が存在する。核爆弾の威力もTNT爆薬換算で表され、広島原爆は15Kt、長崎は21Kt、起爆された人類史上最大の核爆弾・ロシアのツァーリ・ボンバ(1961)は50,000Ktと言われている。これで計算すると:

今回の地震(M6.1)は21Kt(長崎原爆級)
阪神淡路大震災(M7.3)は1,341Kt(長崎原爆64個分)
東日本大震災(M9.0)はなんと476,879Kt
(史上最大の核爆弾の約10個分)

Photo

これで見ると、阪神淡路大震災の震源のエネルギーは今回の地震の64倍、東日本大震災にいたってはなんと約22,000倍なのだ。こうして見ると、今回の地震は震災級の「大地震」と比べると、はるかに規模が小さいものであったということがわかる。

だけど、今テレビに出ている科学者ではない司会者やコメンテーターのほとんどは、この定量的な規模の違いをきちんと理解していないで「大地震」という言葉を安易に使ってああでもないこうでもないと発言していると思う。

我々素人はどうしてもわかりやすい「震度」にばかりに目が行ってしまうけれど、最大震度にそれほど違いはなくても、エネルギーが大きければ揺れる時間も長いし、それだけ広範囲に大きな被害をもたらすということだ。東日本大震災があれだけ未曾有の被害をもたらしたのは、震源が今回の地震のように内陸ではなく陸地から130kmも離れた沖合であったにも関わらず、エネルギーが桁違いに大きかったからだ。

だからマグニチュードの概念は重要なのだけれど、TNT爆薬換算のように誰もが一目でどれだけのエネルギーなのか単純比較ができる数値を使えば、もっと冷静客観的にどれほどの大きさの地震が起きているかがわかると思うのだ。

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