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2018年6月の4件の記事

2018年6月26日 (火)

民放の個人的ランキングと査定

番組制作の独自性や、タレント依存性(特にジャニーズとお笑い芸人)、情報・報道番組の姿勢(司会やゲストにお笑い芸人やど素人を使わない)を基準に、独断と偏見でランク付けと査定をしてみた。

①テレビ東京
他の4局とは明らかに一線を画して「我が道を行く」独自路線。タレントに高いギャラを払うよりはアイデアと取材力で勝負する番組作り。
「WBS」、「カンブリア宮殿」などビジネスものに強い。
池上彰の「報道特番」も「選挙ライブ」も全部テレビ東京。

②テレビ朝日
朝日新聞系列と思われがちだけど、論調にその影響は感じない。情報番組や報道番組の司会やゲストにお笑い芸人やタレントを使わないなど、報道に対する姿勢は一番まとも。
朝の「羽鳥慎一モーニングショー」、昼の「ワイドスクランブル」はタレント枠ゼロなので安心して見られる。
独善的で偏った正義感を持つ古館伊知郎がいなくなって「ニュースステーション」は良くなった。

③TBS
「ドラマのTBS」。TBSが本気で作ったドラマは格が違う。過去に印象に残ったドラマはたいていTBSだったりする(「仁 JIN」「天皇の料理番」「下町ロケット」「ルーズヴェルトゲーム」「重版出来」「仰げば尊し」など)

④日本テレビ
「24時間テレビ」以外アイデンティティがない。
フジテレビに次ぐ軽薄な番組作り。
お笑い芸人の加藤浩次が司会の「スッキリ」は出演者がタレントばかりでスッキリしない。
NEWS ZEROも報道番組なのに出演者はアイドル歌手や女優ばかり。村尾も線が細い。
日テレは基本的にニュースを娯楽と考えてるように見える。

⑤フジテレビ
すべての番組においてタレント依存性が最も高く、軽薄ミーハー路線まっしぐら。ドラマは旬の美男美女を使えばいいと思っていて、脚本がダメだからコケることが多い。女子アナがチャラい。
「特ダネ」の小倉智昭は傲慢で庶民とはかけ離れすぎていてもはや老害。
「バイキング」は司会もゲストもタレントばかりでど素人の感想が飛び交う、何も得るものがない最低最悪の情報番組。これを見て坂上忍が嫌いになった。

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2018年6月23日 (土)

沖縄全戦没者追悼式での中3の少女の朗読に圧倒された

今日行われた沖縄全戦没者追悼式で、沖縄県平和祈念資料館主催「児童・生徒の平和メッセージ」詩の部門で971人中最優秀賞を受賞した「生きる」を朗読した中学3年生の相良倫子という女の子に魂を揺さぶられた。彼女の後にスピーチをした安倍総理がちっぽけに見えて気の毒だったほど。

「もう二度と過去を未来にしないこと」
「戦力という愚かな力を持つことで得られる平和など本当はない」
「未来は、この瞬間の延長線上にある。つまり、未来は今なんだ。」
「鎮魂歌よ届け、悲しみの過去に。命よ響け、生き行く未来に。」

その文章が、郷土への愛と未来志向の平和への決意に溢れた重厚で素晴らしかったものであったことはもちろん、約7分の朗読の間、一切原稿を見ず、会場全体をしっかりと見渡し、力強く話す姿は聴衆を圧倒し、感動に包んだ。なんという説得力だろう。

こういう語りは、100%確信を持った自分の心からの言葉でなければ絶対にできない。日本の政治家の言葉が心に響かないのは、官僚が用意した文章を読み上げているだけだからだ。

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2018年6月19日 (火)

地震はマグニチュードに加えてTNT爆薬換算を

大きな地震が起きるたびに思うのだけれど、「マグニチュード」って、一般人にもっとわかりやすい数値にできないものなのだろうか。

例えば今回の大阪の地震はM6.1、阪神淡路大震災はM7.3。たった1.2しか違わないけれど、マグニチュードは対数計算だから1違うと32倍、2違うと1000倍違うと言われても、数学で落ちこぼれた文科系には1.2だったらどれだけ違うのかはさっぱりわからない。

ちなみに、マグニチュードをTNT爆薬(Kt=キロトン)に換算する方法が存在する。核爆弾の威力もTNT爆薬換算で表され、広島原爆は15Kt、長崎は21Kt、起爆された人類史上最大の核爆弾・ロシアのツァーリ・ボンバ(1961)は50,000Ktと言われている。これで計算すると:

今回の地震(M6.1)は21Kt(長崎原爆級)
阪神淡路大震災(M7.3)は1,341Kt(長崎原爆64個分)
東日本大震災(M9.0)はなんと476,879Kt
(史上最大の核爆弾の約10個分)

Photo

これで見ると、阪神淡路大震災の震源のエネルギーは今回の地震の64倍、東日本大震災にいたってはなんと約22,000倍なのだ。こうして見ると、今回の地震は震災級の「大地震」と比べると、はるかに規模が小さいものであったということがわかる。

だけど、今テレビに出ている科学者ではない司会者やコメンテーターのほとんどは、この定量的な規模の違いをきちんと理解していないで「大地震」という言葉を安易に使ってああでもないこうでもないと発言していると思う。

我々素人はどうしてもわかりやすい「震度」にばかりに目が行ってしまうけれど、最大震度にそれほど違いはなくても、エネルギーが大きければ揺れる時間も長いし、それだけ広範囲に大きな被害をもたらすということだ。東日本大震災があれだけ未曾有の被害をもたらしたのは、震源が今回の地震のように内陸ではなく陸地から130kmも離れた沖合であったにも関わらず、エネルギーが桁違いに大きかったからだ。

だからマグニチュードの概念は重要なのだけれど、TNT爆薬換算のように誰もが一目でどれだけのエネルギーなのか単純比較ができる数値を使えば、もっと冷静客観的にどれほどの大きさの地震が起きているかがわかると思うのだ。

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2018年6月13日 (水)

米朝会談は北朝鮮の思うつぼになった

米朝会談でどちらかが得をしたかと言えば間違いなく北朝鮮だ。元々北朝鮮は核を使うのは本気ではなく、国内の威信を保ち、他国に恐れられるのが目的のbluff(はったり)だったわけだから、譲歩しても実質的な損失はない。大した資源も技術も産業もない北朝鮮など核がなかったら誰も相手にしないから、核は大国と対等に渡り合うための道具だった。

むしろ、制裁で経済が逼迫している状態で、これまで国家プロジェクトとして掲げてきた核開発に金を使うことを威信を失わずに堂々とやめる口実を得られたと同時に、アメリカと対等に交渉して国のステータスを上げて自分の身分と国の安全を保障してくれたという成果を上げることができて一石二鳥三鳥だ。アメリカが対等に扱ってくれてその脅威がなくなって、あわよくば経済援助までしてもらえるならばもう核は要らない訳だ。これこそが、そもそも金正恩が核開発で狙っていたことなのではないのかとさえ思う。敵は一枚も二枚も上手だ。

トランプにとって唯一の成果は、「北朝鮮と友好関係を築けた」という印象を与えることくらいだ(関係が悪化した原因の半分はトランプにあることはさておき)。しかしその代償は大きい。世界で最も国民を弾圧している非人道的な独裁国家の元首を、「とても有能で、国民を愛している」などと持ち上げたのは、卑屈という他ない。これまでアメリカが一貫して追及してきた人権運動をすべて否定するような発言だ。

共同声明には、核軍縮の方法や日程や査察などの具体的な記載は一切なく、「いつかやるよ」という限りなく口約束に近い。だから、「やっぱり秘密裏に核開発を続けているのではないか」という疑心暗鬼は消えない。それがある限り、北朝鮮は常に交渉有利な状態を保てるから、すんなり全てを公開することはないだろう。

拉致問題に関しても一切記載はない。そんな程度の共同声明でも、「もし履行されなくても、責めるようなことはしたくない」などと記者会見で口走る始末。トランプは、一見馬鹿に見えるけれど、いくらなんでもそこまで馬鹿な人間が大統領になれるはずがない、実はしたたかなのではないかというかすかな希望があったけれど、やっぱりこの男は単細胞だった。

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