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2016年6月14日 (火)

報道のエンタテインメント化が止まらない

最近のトップニュース:
ベッキー→清原→少年置き去り→舛添→海老蔵/麻央→ベッキー→舛添劇場

最近の民放テレビ局のニュースや情報番組を見てると本当に頭が腐りそうになる。

景気対策、財政再建、原発、憲法、TPP、社会保障、安全保障、災害対策など、国民が知り、考え、判断しなくてはならない重要な問題はいくらでもあるのに、扱うのは「他人の不幸は蜜の味」というスキャンダルとゴシップばかり。だから司会者もコメンテーターもお笑い芸人や何の専門知識もないタレントでも務まるし、女子「アナ」はもはやアイドルだ。こういう報道のエンタテインメント化によって、国民は表面的な事象を感情論だけで判断するようになり、理性的な思考能力を失っていく。

本来であれば、マスコミは重要で難しい問題を国民にわかりやすく伝えるべきなのに、一過性の事件ばかりをこれでもかと扱うので、本当に重要な問題は置き去りにされて、国民の無知と思考能力の低下は進むばかり。そして信用のおけるメディアがきちんと報道しないから、個人ブログやツイッターや素性のわからない海外の情報源がまことしやかに拡散されて、ますます何が本当なのかわからない世の中になってきている。

だから民衆は、知らないから、難しいから、自分で調べたり考えるのが面倒くさいから、感情や印象で判断するようになる。かくして選挙で当選するのは政治を行うための知識や経験や能力や人格とは何も関係ない、知名度が高いタレントか容姿の優れた候補者ばかり。それでも投票に行く人はまだいいけれど、その判断すら放棄する人が半分くらいいる。そして誰もが政治に不満を持っている。もはやこれは民主主義が破綻していると言ってもいいのではないだろうか。

このような危機感と見識を持ったジャーナリストは日本にも沢山いると信じたい。そのような人たちが結集して、質の高いジャーナリズムを追及する新しいメディアを造ることを切望する。

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