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2014年5月18日 (日)

テレビ業界の人間はいかにビジネスのことを知らないか

今シーズンのドラマの中で、TBSの「ルーズヴェルト・ゲーム」は面白い方だと思う。しかし、今夜の放送を見ていて目がテンになった。企業合併の基本合意書を調印するという最大の見せ場で、その契約書にうやうやしく「角印」を押しているのである。しかもこの角印が街のはんこ屋さんで数千円で作ったような安っぽいもので、およそ大企業のものとは思えない。

Stamp会社が使う印鑑には、銀行印のほかに角印(会社印)と実印(代表者印)がある。角印は、請求書や領収書や見積書などの日常業務に使う、社員なら誰でも押せる「認印」に近いもので、大企業なら複数個存在したり、電子的に複製されて押されることもある。

一方、実印は法務局に印鑑登録され、会社を代表して法的効力を持つものなので、当然一つしかないし、厳重に管理される。

契約書には角印と実印の両方が押されることはあっても、角印だけ押されるということは、絶対にない。これは、会社を起こしたことのある人はもちろん、契約書を交わしたことのあるビジネスマンだったら知らない人はいない。

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それが、企業合併という大事な場面で、こんなに大写しで、堂々と角印が契約書に押されていることに対して、プロデューサー、監督、カメラマン、スタッフや出演者の誰もおかしいと思わなかったということが信じられない。個人が、家の売買や銀行のローンを契約する時にシャチハタを持って行くようなもので、笑ってしまうくらい滑稽だ。

以前、このブログで「半沢直樹」もビジネス的にはツッコミどころ満載ということを書いたが(こちら)、同じ原作者のこのドラマも、残念ながら学習していないようだ。

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