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2013年11月 1日 (金)

「大リーグで最も優秀で愛すべき抑え投手」上原浩治

アメリカ唯一の全国紙、USA Todayがシリーズ優勝が決まる前の29日に書いた、上原選手を絶賛する記事。私は翻訳家でもあるので、全文翻訳しました:

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「レッドソックスには、野球界で最も優秀で愛すべき抑え投手がいる」
- もしレッドソックスが嫌いでも、この38歳の抑え投手は愛さざるを得ないだろう

選手たちの髭面が嫌いだと言うかもしれない。ボストンのファンが嫌いかもしれない。実況者が選手のことを「gritty(ガッツがある)」と呼ぶのが気に障るかもしれないし、Dustin Pedroiaの「リーダーシップ」が嫌いかもしれないし、やっぱりあの髭面が嫌いかもしれない。

でも上原浩治を嫌いになることはできないはずだ。

このレッドソックスの抑え投手を嫌いになることは、ほぼ不可能だ。やってみようとしても、理由が見つからない。

何故か?まず第一に、上原は本当にすごい。この38歳の抑え投手は、野球の歴史の中でも最高の抑えの成績を納めた後、ピカイチの成績でポストシーズンを終えようとしている。

彼の今シーズンのWHIP(投球回あたり与四球・被安打数)は、50イニングを投げて0.565と、歴代最高。しかも2位の記録を大きく引き離している(次点はDennis Eckersleyが絶頂期の89年と90年に記録した0.607と0.617だ)。9イニングの平均の三振は12.2。四球に対する三振の比率は11.22。防御率は1.09。驚異的な数字だ。

だから、彼はモンスターだった。歴史的に最高のシーズンだった。でもそれがすべてではない。
彼は、本当に好かれる奴なのだ。上原は抑え投手となるシーズン当初から、投球が終わるとダッグアウトに走っていって、目に入った選手全員とハイタッチをするという喜びの表現でボストンレッドソックスのファンの心を掴んだ。

上原とハイタッチをしたくなくても、ハイタッチをせざるをえなかったのだ。

チームは、上原を完全に信頼していた。上原はチームリーダーのDavid Ortizと意外とも思える友情関係を結び、大きな勝ち試合の後に、巨漢のスラッガーと小柄な抑え投手が独特の方法で抱き合う姿は、名物となった。

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それでもまだ上原を好きになっていなかった人たちの心をも完全に掴んだのは、息子のKazを球場に連れてきて雰囲気を和ませるようにするようになってからだ。

上原は38歳だ。今シーズンの彼は、自分から見ても出来すぎだっただろう。しかし、考えすぎたり、一瞬たりとも気を抜かないということではなく、彼は単に楽しんでいたということが明らかだ。彼は喜びの雄叫びを上げ、自分の息子と球場で戯れていた。とんでもない牽制球を投げて走者を刺して試合に勝ち、試合に勝つとBig Papi(Ortiz選手)の腕の中に飛び込む。彼は、ゲームを本当に楽しんでいる。


(第4試合でWorld Series史上初、牽制球アウトで試合終了。これで2対2のタイに持ち込んだ。)

誰がWorld Seriesが勝つかはわからない。レッドソックスの方に勢いがあるようだけれど、第6試合で出てくるカーディナルズのMichael Wachaは侮れない。しかし結果がどうであろうと、今シーズンの上原を見れたことをありがたいと思うべきだ。それは本当に特別なシーズンだったから。

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