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2013年10月 5日 (土)

CEATECなんかもうやめてしまえ

CEATEC最終日に行って来た。3時過ぎに入ったので、5時の閉館までには見切れないと思ったけれど、十分に見れてしまった。CEATECは毎年行っているけれど、こんなに寂しいショーは記憶にない。「これだけ?」という展示の少なさ。

Ceatec2013

幕張メッセに行ったことのある方はご存じだと思うけれど、メッセの本会場は三つのエリアに分かれている。今回のショーでは、一番左のエリアは、だだっ広い日産やホンダのEVの試乗会場、という意味不明のスペース。何故CEATECに自動車メーカーが1/3もスペースを取っているかというと、「電気で動くし(苦笑)」、おそらく埋まらないので安い料金で頼み込んで出展してもらったのだろう。
Ceatec_nissan

真ん中のエリアのみがエレクトロニクスメーカーなのだけれど、その約1/3をしめる「ライフスタイルイノベーション」はクルマメーカーと交通関係。そして右のエリアが部品メーカーだけど、全般的にスカスカ。

エレクトロニクスメーカーは、ほとんどが4Kの一点豪華主義の小じんまりとしたブース。新製品がないのか、お金がないのか、やる気がないのか、とにかく日本の家電業界に対する希望を失うようなショーだった・・・というのは言い過ぎかもしれない。CEATECというショーの存在意義がなくなってきている、というのが本当のところだろう。

たとえば毎年一回ラスベガスで行われるConsumer Electronics ShowやCOMDEXやNABは、一般人は入れない、完全に業界の商談用の見本市。アメリカほど国土が広くて、「首都圏」がない多中心国家だと、一か所にバイヤーやプレスを集める意味があるし、ラスベガスという観光地に年に一回行くのも、業界に携わるすべての人にとっても、会社が暗黙の了解としている、ひとつの「ご褒美」というかお祭りのようなところがある。

また、各メーカーは会期中にラスベガスの会場周辺のホテルにスイートを取って、そこで次から次へとバイヤーと商談を行うのが普通で、会場では展示しない未発表の新製品やデモを見せるので、展示会場よりもそちらの方が重要だったりする。私もCESやCOMDEXに行っていた頃は、ホテルでの商談で忙殺されて、展示会場は最終日の数時間しか見れなかったことも多い。

でも日本の場合は、メーカーも販売店も首都圏に集中しているから年に一回のショーなどあまり意味がない。ましてや幕張くんだりまで行くのは、「ご褒美」どころか苦痛以外の何物でもない。一般向けに対しても、独自のイベントや今やSNSで直接訴えかけることができるので、このような甚だ中途半端な位置付けのショーでは、商談の場としても、エンドユーザー向けのショーとしても、メーカーとしては参加する意味が薄れているのだろう。

蛇足だけど、そもそもCEATECって何の略?と思って調べてみたら、「最先端IT・エレクトロニクス総合展」を訳したもので、Cutting-Edge IT & Electronics Comprehensive Exhibitionらしいけれど、略になっていないし、英語的にもおかしい。

それはさておき、本来の趣旨から言うと確かに4K/8Kなどの「最先端」の技術はあったけれど、フルラインアップ展示しているメーカーは皆無だったし、「総合展」とはほど遠い。もしかしたら、ここで言っている「総合」とは、最終製品と部品の両方、という意味かもしれないけれど、消費者に対して半導体やデバイスを見せてもほとんど意味はない。

個人的な意見としては、日本は上記のような事情でこのような展示会は商談用としての必然性はあまりないので、思い切って消費者向けに振って、会場販売も許可して、メーカー同士で展示のユニークさを競わせてもっとお祭り的にしなければ盛り上がることはないだろう。逆に、部品メーカーなどは業界向けでクローズドな商談用のものに特化して分離し、中途半端な「総合展」の看板を下ろすことだ

こうするべきだという具体的根拠がこれ。過去4年間の、CEATECとCP+(カメラ・写真関係)、東京ゲームショウ(TGS)の来場者数の推移の比較だ。長期低落傾向のCEATECに比べ、よりエンドユーザー向けの色彩が強いCP+や東京ゲームショウは増加傾向だ(今年のTGSの最高記録はPS4効果だけど)。ちなみに、CEATECの会期は5日間だが、CP+とTGSは4日間。参考までに、東京モーターショーも、2009年の61万人から2011年の84万人と増加している。

Visitors2

今年のCEATECの14万人という来場者数は、2000年にエレショーとCOM JAPANが統合以来の最低記録だ。そもそも、よりエンドユーザー指向が強かったエレショー時代は30~40万人の来場者がいて、CEATECになったとたん半減しているので、この戦略が失敗しているということは明白。いずれにしても、これを見たら、メーカーはますますジリ貧のCEATECには出展する気がなくなるだろう。

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