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2013年10月18日 (金)

一杯のラーメンとSteve Jobs

Afuri

塩ラーメンの名店AFURIで醤油ラーメンを食べたら、全然美味しくなかった_| ̄|○ スープが何を目指しているのかわからないし、塩ラーメンと同じ麺を使っているのだけれど、麺との相性も悪い。

こんなだったらメニューに載せなければいいのに。こういう、非凡な商品を持つ会社が、売上を増やすためにmediocre(平凡以下)でme-too(横並び)な商品で品揃えを増やし、逆にブランドを弱めてしまうことを、ビジネスの世界では"Line Extentionの落とし穴"と言います。

常に増収増益を期待する株式市場や経営層に対して、それを最も手っ取り早く実現する方法は品揃えを増やすことだと考えてしまいがちです。しかし、特徴のない安物商品を大量生産することにリソースを使えば、当然、特徴と強みのある商品に対して投入できるリソースは減ります。その結果、価格競争に巻き込まれて会社は疲弊し、強かった製品の商品力まで落ち、ブランド価値は低下し、当初の狙いとは逆の減収減益となってしまうパターンです。

どこかの電機メーカーもまさにこれです。Microsoftもそうだし、Googleもそうなりつつある。Appleが強くい続けられるのは、それをやらないから。本当に強くて得意な商品しか出さない。忠誠なユーザーの期待を裏切らない。しかし、Line Extensionの誘惑に負けず、主力製品だけで増収増益していくのは至難の技です。それはSteve Jobsのような狂信的とも言える徹底的な製品開発を継続しなければできません。

これは、Steve Jobsが亡くなる直前に、見舞いに来たGoogleのLarry Pageに言ったこと:
"Google makes a lot of products that are adequate, but not great. They're turning you into Microsoft. Focus on fewer things, and do them really well"
「Googleの多くの商品は、必要十分だけれども、素晴らしくはない。そういうことをやっていると、Microsoftのようになってしまう。もっと少ないことに注力して、徹底して素晴らしい商品を出すことだ。」

同じくJobsが、NIKEのCEO Mark Parkerに言ったこと:
“Nike makes some of the best products in the world, products that you lust after, absolutely beautiful stunning products. But you also make a lot of crap. Just get rid of the crappy stuff and focus on the good stuff.”
「Nikeには、世界で最高の商品がある。よだれを垂らすような、全く目を奪われるような商品だ。でも同時に、クズのような商品もたくさん作っている。クズを捨てて、いいものだけを作ることだ。」

一杯のラーメンがきっかけで、色々とビジネスのことを考えてしまいました。

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