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2013年9月の4件の記事

2013年9月25日 (水)

危険運転者には二度と免許を与えるな

5年くらい前にも同じことを書いたけれど、もう一度言う。危険運転者には二度と免許を与えるな。

京都八幡の通学児童の列に7メートルも宙を舞うほどの速度で突っ込んだ18歳の少年は、左折してからわずか30メートル程度で、衝突時には時速50-60キロも出ていたらしい。児童の通学路でドリフトの練習のつもりだったのだろう。

Kyotoaccident

運転するということは、すべての国民に与えられた「権利」ではなく、一定の能力と適性を持つ人に認められる「資格」だ。飲酒運転や暴走、ひき逃げなどを行う反社会的な輩は、交通社会の中でそもそも人格的に運転する適性がない。

ここで矛盾しているのは、免許取り消しになるような運転をする人間は、その運転技能ではなく精神性が問題であるにも関わらず、再び技能試験に合格すればまた免許を取得できることができる、ということ。

「自分さえよければ他人の命を危険にさらしてもいい」という思考回路と行動特性は、数年の欠格期間を置いて、講習を受けたら直るというようなものではないだろう。

再び社会に対して危険行為を行う可能性の高いハイリスクな人間に、運転する再チャンスを与える必要がどこにあるのだろうか。「気違いに刃物」を与えるのと同じだ。

悪質な違反行為を犯して弁護士免許や医師免許を剥奪されたら二度と取得できないのと同様に、最初から無免許で運転した者や、飲酒運転、暴走行為、ひき逃げなどの悪質な危険運転で人を死傷させた人間には一生免許を与えず、仮に無免許で運転したら即刻懲役刑に処するというような厳罰が必要だと思う。

社会にとってもこの少年にとっても、少年院に送ることより、クルマの運転を一生できなくすることの方が、はるかに有効な処罰だろう。

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2013年9月23日 (月)

半沢直樹は面白かったけれど、ツッコミどころも多かった

半沢直樹は今シーズンのドラマではダントツに面白かった。だけど、特に後半はビジネスマンとしてIT業界や経営に携わってきた者として、「ありえないでしょ、それ」という設定があまりに多いために説得力を失って、純粋に楽しめなくなっていました。つまり、ヒューマンドラマとしては最高に面白かったけれど、ビジネスドラマとしては落第ということ。

友人の多くからは、「あれは漫画みたいなものだから、そんな細かいこと言わないでも」と言われました。でも原作者も脚本家も関係者もいいかげんなフィクションのつもりではなく、リアルなビジネスドラマとして作っていたと思うし、世の中が大絶賛しているものに違う視点でものを言うあまのじゃくが一人くらいいてもいいだろうということで、あえて書かせていただきます。

その1:
Ogiso裁量臨店で資料を隠して行員を陥れるという、人事部長としては最もあってはならない不正を行った小木曽が、懲戒免職にならず出向で済まされるとはありえない。

業績不振や事故ならいざしらず、明らかな悪意を持った不正を行っても身分が保証されるほど銀行は甘いところではないだろう(これは後の大和田常務も同じ)

その2:
Kurosaki西大阪スチールの計画倒産と東田社長の隠し口座の差し押さえに関して。会社破綻の際の債権には優先順位があり、租税債権は一般債権よりも優先されるのに、ドラマでは「早い者勝ち」になっている。

銀行同士なら早い者勝ちだろうが、銀行と金融庁はそもそも債権者として同格ではない。だから、仮に半沢が黒崎よりも先に東田の海外隠し口座を差し押さえたとしても、それは金融庁に没収されるはず。

その3:
Asano半沢に敗れた後、自らが出向させられる懲罰的な立場になってしまった浅野支店長が、半沢を本店へ栄転させる影響力があったとは到底考えられない

このドラマが正に描いているのは、落ち目の人間には目もくれないという銀行の姿。だとすると、浅野がいくら画策したところで、「お前、自分の立場をわかっているのか」と一蹴されるのがオチだろう。

その4:
たかだか一ホテルの予約システムの開発に113億円もかかるはずがない。仮にかかったとしても、一括前払いなどえはありえない。
IT開発というものは、通常、要件定義→設計→開発→テスト→導入→稼働というプロセスを踏み、開発で50%、納品で50%、またはこれくらいの大型案件になればそれぞれの段階で納品と支払いが行われるのが普通。

ドラマでは開発がどの段階まで進んでいたかは不明だが、仮に開発会社が破たんしても、支払いが終わってそれまで開発された成果物は発注主のものであり、完全には無駄にならない。

その5:
予約システム開発会社のナルセンが、特許侵害で訴えられただけで破綻するという設定になっているが、それはあまりにも単純すぎる。その特許侵害が伊勢志摩ホテルの予約システムに対するもののようだったが、まだ世の中に出ていない予約システムに対して、特許侵害を提訴できるはずがない。稼働していなければ損害はないので、賠償請求もできない。

そもそも「予約システムの特許」などはビジネスモデル特許と考えられ、設計製造技術などと比べると解釈が曖昧なので十分争えるし、裁判には長い月日がかかり、仮に負けたとしても修正すればいいだけの話し。訴えられただけで破綻していたら、世界中の会社はつぶれまくってしまう。まともな会社だったら、損害賠償保険にも入っているはず。とにかくこの予約システムに関しては、全くITビジネスを理解していない人間が書いた脚本であることは明白。

その6:
Oowada大和田常務が、頭取を失脚させ、自分がその椅子に座ることを狙って伊勢志摩ホテルの不良債権問題を計画したことになっているが、仮に頭取が失脚したとしても、封建的な銀行の中で、圧倒的少数派閥の常務が専務や副頭取を飛び越して頭取になれる保証は何もなく、むしろ別の人間を頭取に押し上げてしまう可能性の方がはるかに高い

あるとしたら不良債権問題の解決に大和田常務が具体的に大きく貢献したという材料が必要だが、それが「ホテルの社長交代を提案した」というだけではあまりにも乏しい。そんなに簡単に役員ごぼう抜きでメガバンクの頭取になれるはずがない。頭取に一番近い立場の副頭取という設定にすればもっと説得力があったのに。

その7:
そもそも伊勢志摩ホテルをつぶすために予約システムの特許侵害の提訴をするような好戦的なアメリカのホテルチェーンのフォスターが、もはや瀕死の状態になったホテルの資本提携に関して、突然天使のように豹変して伊勢志摩側の条件を全部飲むようなことがあるはずがない。伊勢志摩側に時間的猶予がなければなおさら強気に出るはずで、足元を見て徹底的に叩く方が自然だろう。そのライバルのホテルチェーンがフォスターを出し抜くために救いの手を伸ばすのだったらもっと説得力があったし、フォスターにも「倍返し」ができて面白かったのに。

その8:
数々の不正と銀行への背任行為を行った大和田常務を取締役に降格など、コンプライアンス上許されるはずがない。この脚本家もそうだけど、大体日本人のほとんどは「取締役」を「サラリーマンの上がり」の、部長の上の単なるひとつの格付けだと勘違いしているが、それは大きな間違い。

Photo

株主の立場に立って経営者を監視監督して取り締まるのが取締役の役割で、本来は業務執行者よりもはるかに誠実さが要求される立場。大和田常務が行ったことは刑事責任に問われる罪であり、このような不正を行った人間を取締役に留めておくなど、頭取の温情でどうにかなる問題ではなく、銀行という免許事業においては100%許されることではない

「倍返し」は流行語となったけれど、こうしてよく見てみると、小木曽人事部長、浅野支店長、大和田常務も懲戒解雇になるわけでもなく、すべて銀行での身分を保証されたままで、むしろ優しすぎる結末なのではないだろうか。少なくとも大和田常務は投獄されてしかるべきで、取締役へ降格という処分は軽すぎて、「100倍返し」にはほど遠い。

私は原作を読んでいないけれど、原作ではもっと色々と整合性が取れているらしい。ただ、テレビドラマの脚本を作る際に、ヒューマンドラマの面白さを損なわずに、現実の企業慣行と矛盾しない設定をすることは可能だったはず。ITビジネスのことを知らなすぎだし、法律やコンプライアンスに関する監修がいなかったとしか思えない。

ここに書いたことも、設定や説明を少し変えるだけで解決できたことがほとんど。面白かっただけに、そこが残念でならない。続編があるという終わり方だったので、続編ではぜひその辺をちゃんとして、このような「現実のビジネスをわかっていない茶番だ」などの批判を受けない、ビジネスマンの鑑賞に耐える脚本にしてほしい。

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2013年9月13日 (金)

auのiPhoneはつながりにくかったけれど、iPhone 5C/5Sでは最強になる可能性大

前の記事でもかいたけれど、auのiPhoneは確かにつながりにくい。ソフトバンクのつながりにくさに辟易した人も多いだろう。だから、ドコモがiPhoneを発売したらそちらに契約しようと思うのは無理はない。しかしちょっと待った方がいい。

iPhoneは5までは2.1GHz帯にしか対応していなかったが、iPhone5C/5Sは「プラチナバンド」と呼ばれる800MHz帯にも対応していて、800MHz帯はauが最も基地局も帯域幅も充実しているからだ。下は800MHz帯の基地局数。

800mhz

電波は周波数が高いほど「電波の直線性」が強く、山間部やビルの谷間や室内に電波が届きにくい。都心の室内で同じauでもガラケーがバリ3で、iPhoneが圏外になることが多いのはこれが原因だ。

だから、auのiPhone5C/5Sは3社の中で最強になる可能性が高い。問題は取り残されたauのiPhone5のユーザーだ。この状況で、「釣った魚」の2.1GHz帯のインフラを充実するとは思えないからだ。だから新型iPhoneにアップグレードするならば、順当に機種変更すればいいのだが、それではMNPの販売促進策の恩恵に預かれない・・・悩ましい。

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2013年9月 4日 (水)

auの「ツナガルチカラ」の欺瞞

このauの広告を見て怒り心頭。何が「ツナガルチカラ」だ。

Au_ad

iPhoneは3GSまではソフトバンクを使っていた。ところが、都心でも特に建物の中はつながりにくいし、当時はドコモ、au、ソフトバンクの3社の携帯を同時に持っていたのだけれど、ちょっと田舎に行くと真っ先に圏外になるのは決まってソフトバンクだった。

それでiPhone4からauが扱うようになったので、迷わず乗り換え。ソフトバンクがひどすぎたこともあって当初は格段に良かったけれど、ここ1年くらいのauはひどい。かつでのソフトバンクのように、都心でも電波が弱いし、特に建物の中では3GでもLTEでも圏外になることが多い。都心のビルの中で、同じauのガラケーはバリ3なのに、iPhone5の方は圏外、ということがよくある。これではとてもじゃないけれど仕事では使えないので、仕事の電話は全部ガラケーの方に変更する始末。

Audocomo
上の写真は福島県の会津近辺。auのiPhoneは圏外、ドコモのルーターは3Gだけどバリ3。こういうことが多いので、ドコモのルーターは常備しなければならない。

実はauのiPhone以外のアンドロイドのスマホは、800MHz/2.1GHz/1.5GHzという3つの周波数帯に対応しているが、iPhoneは2.1GHzのみ。iPhone人気によるドコモ(とソフトバンク)からの大量流入の加入者増に、この2.1GHz帯のインフラが対応しきれていないのだろう。

私はauのアンドロイドを持っていないからわからないが、もしかしたらauのアンドロイドは本当につながりやすいのかもしれない。だから、この広告をよく見ると、剛力彩芽が手に持っているのはiPhoneではない。auのスマホの加入者の大半がiPhoneであるにも関わらず、だ。ここに、この広告の欺瞞がある。これを見てauのiPhoneもすべてつながりやすいと思ったら大間違い、ということだ。

かつてのつながらない時期のソフトバンクも、同じように「つながる」と広告を打っていた。だから、ソフトバンクがいくら「バリバリバンバン」などと言っても、にわかに信じる気にもなれない。こういうことばかりやっているから、消費者は携帯電話会社は嘘ばっかり言っていると懐疑的になっている。

そもそも携帯電話の料金プランがあんなに複雑なのも、「人口カバー率」の定義が各社で異なるのも、消費者に容易に比較できなくするための陰謀なのだ。いずれにしても、auはこんな広告を打っているヒマと金があるのだったら、サービス品質を向上させることに経営資源を集中してほしい。

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