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2013年4月の3件の記事

2013年4月16日 (火)

ボストンマラソンの爆破テロに思う: なぜアメリカは狙われ続けるのか

Boston_marathon

ボストンマラソンの爆破テロに思う。
私はアメリカで育ち、アメリカに延べ10年以上住み、アメリカ企業に10年以上勤めている親米家だ。このテロが許されるべきでない蛮行であることは無論のことだが、あえて言う。

アメリカがテロの標的になる原因は、アメリカにある。自分たちの価値観が、あたかも普遍的真理かのように、世界中に押しつけ、時には武力を持ってそれをenforceしようとする。冷戦時代から、Pax Americana=アメリカが世界の平和の番人のように振る舞うそのことこそが、アメリカを標的にしているという認識や反省を、アメリカ人はほとんど持っていない。そのことがまた、問題なのだ。

そういう意味では、自分たちは絶対に正しい、と思い込んでいる点において、中国人もアメリカ人も「中華思想」という点で極めて似ていると思う。

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2013年4月11日 (木)

「今時の若者」の「やる気スイッチ」を押すには

新社会人シーズンにふさわしいお話をひとつご紹介します。これは、 鴨頭嘉人氏のセミナー内容を自分なりにまとめたものです。

Kamogashira

昔ながらの、「成果を出したらインセンティブでお金をあげる」では、今の若手社員の心には全く響きません。不況の中を育ってきたとは言え、物心ついた時から、自分専用の部屋があり、エアコンがあり、テレビも、パソコンも、自分専用の携帯電話もあった若者は、物質的には満たされているからです。

しかし一方で(あるいは、だからこそ)、彼らは精神的には満たされていません。つまり「精神的な報酬」の重要性が、「金銭的な報酬」以上に求められているのです。そのような彼らを認めること=「承認」が、心を動かし、彼らのやる気を引き出すのです。

ただし、「承認=褒める」「承認=甘やかす」ではありません。課題に対して、上司は決して答えを出さず、解決方法を自分で考えさせて、または一緒に考えてあげて、やらせてみて、必要があれば後方支援してあげる。そのことが、本人の内側にある「やる気スイッチ」を、自分で押させるのです。

部下の姿を見て、信じられるかどうかを判断するのではなく、「信じる」と決めてしまうことが必要です。ただ、それは必ずしも部下の「今」を信じるということではありません。最初から仕事ができる人などいないからです。本人が自分を信じられない時に、その人の「未来」を信じてあげるのです

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2013年4月 4日 (木)

仕事の意味を見い出すということ

昨日、ある本で読んだ話し(を単純化して)ご紹介します:

工事現場を通りかかった女性が、同じ作業をしている3人の作業員に、「何をされているんですか?」と質問をした。

一人目の作業員:
「見りゃわかるだろ。レンガを敷いているんだよ。じゃまだからあっちへ行ってくんな」

二人目の作業員:
「長さ100メートル、高さ10メートルの巨大な壁を作っているんだよ。」

三人目の作業員:
「世界最大の教会を作っているんだよ。この偉業に関われて誇りに思うね」

全く同じ作業でも、この捉え方の違い。つまらない単純作業と見るか、その仕事の意義を理解し、そこから喜びを見出すことができるかで、その人の仕事人としての成長も幸福度も全く違うだろう。

先日ご紹介した、50年近く前のソニーの求人広告の「ソニーではこんな人を求めています」の中にも、こんな一節がありました:

「どんなつまらない仕事の中にも誇りを持ち、そこから生まれた体験を大きな仕事の夢に結びつけ自らを鞭うつ人」

それって、この三人目のレンガ職人のような人のことではないでしょうか。

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