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2012年12月 6日 (木)

最高裁判所裁判官の国民審査に、全員☓をつける理由

衆議院総選挙の投票をしたことがある人は、毎回、「おまけ」のように「最高裁判所裁判官国民審査」の投票もあることが記憶にあるだろう。

この国民審査の対象になるのは、最高裁の新任の裁判官と、最後の審査から10年以上経過した裁判官で、有権者が罷免すべきだと思う裁判官には×を付け、その数が過半数を超えると罷免されるというもの。しかし、歴史上、この国民審査によって罷免された裁判官は一人もいない。

そりゃそうだ。基本的に性善説的思考が強い日本人が、特に罷免すべき根拠がない限り、投票所に来て初めて見る名前に×を記入するはずはない。しかし、私はあまのじゃくなので、この国民審査には毎回、必ず全員に×を付けることにしている。その理由はこうだ。

「審査」をするには、その判断材料が必要だ。しかし、最高裁判所は、その判断材料を有権者に積極的に提供していない。選挙公報には裁判官の担当した裁判は羅列されているけれど、判断材料としては甚だ不十分だし、目に止まらない人も多いだろう。本来、「審査をしろ」と言うならば、

「今回審査を受ける裁判官は、こういう人となりです。担当した裁判はこれらで、こういう理由でこういう判決を下しました、または上告を棄却しました。」

くらいの情報を、投票所に来る前に有権者に積極的に提供しなれば、こんな「国民審査」の投票など無意味だ。

しかしそんなことはしていないから、罷免の根拠としてあり得るのは、たまたま「この最高裁判決はおかしい」と思って、その時の裁判官の名前を覚えているケースだけだ。

私の場合は、一票の格差の問題に関して、「違憲」の判決を出しながら「選挙は有効」とし、是正の目標数値や期限も明記しなかった最高裁全体への不信任と取ってもらってもいい。もうひとつついでに言うと、グリーとDeNAの「釣りゲーム」の著作権侵害などという子供の喧嘩みたいな、とても最高裁が扱うべきとは思えない訴訟の上告を棄却しなかったことも国民の税金の無駄遣いとして批判したい。

いずれにしても、こんな形式だけの制度を続けても、資源と労力と税金の無駄だ。法律を作るのは裁判所の役割でないことは百も承知だが、この茶番に一石を投じる意味で、私は毎回、全員に不信任の投票をしている。

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» 最高裁判所裁判官の国民審査について   (再掲) [政治Ⅱ]
全員「X」で良いと思います。 現行の審査方法に抗議する為です。 今行われている審査方法では国民は審査しようがありません。 有る意味、違憲状態です。 きちんとした国民審査の方法が確立されるようになるまで 問題定義の為にも全員「X」で良いと思います。 2009年08月27日記 ... [続きを読む]

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