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2010年6月の1件の記事

2010年6月15日 (火)

懐かしのジャズ・バーとサントリー・ホワイト

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大学生の頃から30年以上も通っている、新宿駅東口のビルの片隅の恐ろしく急で狭い階段を下った地下2階にある、電車のボックス席のような内装のジャズ・バーに友人と行ってきました。知る人ぞ知る、「THE OLD BLIND CAT」という店です(「東京ジャズ喫茶紀行」にも紹介されています)。

当時ここのマスターの小野さんは、名盤をひょいとラックから抜き出し、そのレコードの一番いい曲だけにスッと針を落とし、曲が終わるとそれを繰り返すというレコードさばきの「神業」を持っていて、その選曲の素晴らしさとその技を見るためによく通ったのでした。この店のおかげで知った名盤・名曲は数知れず。その小野さんはもうずいぶん前に亡くなり、その後は店のオーナーの娘さんが店を仕切っていたり、何人か変わっています。

今はCDがかかることもあるのですが、私が行った時はアナログレコードがかかっていてほっとしました。お客さんも少なかったので、今でもジャズで最もお気に入りの1枚:大学に入学した1978年に発売されたJoe SampleのRainbow Seekerのレコードをリクエストしてかけてもらいました。 この店には、やはりまったりとしたアナログレコードの音が似合います。

ところで、学生時代はお金もなかったので、飲む酒は基本的にサントリー・ホワイトでした。確か酒屋で買うと一本千円で、「原価ボトルキープ」の店でよく飲んでいました。

Suntory_white

昨夜はここで色々なお酒を楽しんでいたのですが、「次に何を飲もうかな」とボトルの置いてあるところを見ると、その最前列にいたこのサントリー・ホワイトと目が合ってしまいました。「久しぶりに、どうだい、お兄さん?」と語りかけられているような気がして、思わずダブルの水割りを注文してしまいました。

最近はウィスキーはシングルモルトしか飲まない肥えてしまった舌には決して美味しいとは言えませんが、懐かしい味でした。「そうそう、よく吐くまでこれを飲んだよな~」という色々な大学時代の思い出が蘇ってきました。

昔付き合っていた女性と同じ香りがする女性がいると、思わずフラフラッとついていきたくなくなったり、ある時期によく聞いた曲を聴くと、その当時の思い出が蘇ってくるのと似た感覚かもしれません。味や香りや音楽って、それらと直結した記憶を脳の奥底から瞬時に呼び出してくれるのが面白いですね。

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