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2008年2月19日 (火)

日本の富裕層

堅いビジネスの話題が続きますが、今日はさそりいのししが会員になっている、広告・広報・マーケティングに携わる英語圏のビジネスマンのネットワーキングの月例会に行ってきました。レストランを貸し切ってフルコースディナーを食べ終わる頃にゲストスピーカーの講演が始まるといる形式で、参加者の8割は外国人。さそりいのししはこの会の会長さんと前職で仕事の関係があり、誘われて1年ほど前から参加しています。

今日のスピーカーはアメリカンエキスプレスの日本法人社長のRobert Siedell氏。「富裕層へのマーケティング」というようなテーマで、興味深かった部分をご紹介します(講演は英語でしたので、翻訳は、さそりいのししによります)。なお、ここで言う「富裕層」は、不動産以外の金融資産が50万ドル(約6000万円)以上で、日本には約130万人いるとのことです。

250x205一口に「富裕層」と言っても、左の図のように、その社会によって成長段階があります。なお、これは質的な尺度であって、資産の金額的な大小とは関係ありません。

まず第一段階はACQUISITIVE=所有指向で、とにかく高価なものを所有することだけにこだわる、「見習い富裕層」です。日本で言う「セレブ」というような人たちはこれに当るでしょう。

第二段階はINQUISITIVE=知識指向で、単に所有するだけでなく、その物に対する知識を追求するようになります。

第三段階はAUTHORITATIVE=権威指向で、より知識と本物志向を深め、「その道の権威」、つまりコノシュアを目指すようになります。第二段階との違いは、自分のためだけの知識を超え、他人への影響力を求めることと言えるかと思います。

第四段階はMEDITATIVE=瞑想指向で、もはや「物」というものを離れ、体験や精神的な充足を求めるようになります。

第三者による国際的な調査の結果、中国・インドは第一段階、シンガポールは第二段階、香港・オーストラリアは第三段階に分類されています。さて、日本は第四段階の「成熟した富裕層」も多いものの、第一段階の「見習い富裕層」も多いという複合的な結果が出ています。

その、日本の「成熟した富裕層」には以下の4つの特徴があるとしています:

1)「体験」を求める
単に物を購入するだけでなく、店の内装やサービスを含めたその購入のプロセスを非常に大事にする、ということ

2)高い知識欲
製品を作った職人や、その製造工程や・素材・細かい作り込みなどの知識と、それらへの高いこだわり

3)自分なりの価値
横並び指向ではなく、自分の個人としてのライフスタイルの中での購買を考える

4)自己実現
物欲よりも精神的な充足を目的とする

そして、アメリカンエキスプレスでは、このような特徴を考慮に入れた、様々なサービスを提供することを目指しているとのことです。例えば、クレジット利用量に応じたマイレージ特典も、単に商品だけではなくて、酒造り体験とか、学びがあるイベントや、チャリティなども取り入れています。

日本のクレジットカードの利用率は欧米の45%に対してわずか8%で、まだまだ現金社会であるなど、色々と考えさせられる講演でした。

ところで、こういう会食イベントでもさそりいのししは必ずマメにメモを取っていて、だからこそ記録も残るしこうやって人に伝えることもできるのですが、周りを見ても講演でメモを取る人はほとんどいないのには、いつももったいないなーと思います。

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コメント

さそりいのししさん、はじめまして。
素晴らしいBLOGに出会えて嬉しいです。

魂のめざすところ・・・ なるほど。


投稿: chikachika | 2008年2月22日 (金) 16:15

chikachikaさん、
コメントありがとうございますhappy01
chikaさんのサイトも素敵ですね!good
これからもよろしくお願いしますheart01

投稿: さそりいのしし | 2008年2月23日 (土) 14:09

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